「社会福祉施設労働災害防止対策等説明会」を開催
松山労働基準監督署では、平成28年10月27日と12月12日の2回、社会福祉施設労働災害防止対策等説明会を開催し、延べ104社、114名に参加いただきました。
説明会は、当署管内における社会福祉施設での労働災害は、この10年で3倍近くに増加し、なお増え続けていることや、第12次労働災害防止計画に基づく目標を大幅に超過している現状を認識いただき、自主的な労働災害防止活動を実践して、より一層、安全衛生管理水準の向上を図っていただくこと等を目的に開催しました。
説明会では、特に労働災害防止対策の重要な項目として、安全衛生管理体制の強化、転倒災害防止対策、腰痛予防対策、KY活動の実践及び危険の見える化について、事業場の実情に合わせて計画的、継続的に取り組む必要があることをご理解いただきました。
また、腰痛予防対策では、「職場における腰痛予防対策指針」の支援策として、介護福祉機器の導入に係る助成金の利用案内について、職業安定部の担当官からの概要説明等も行いました。
その他、多様化する働き方や就業意識の変化への対応も、安心・安全な職場づくりには欠かせないことから「労務管理の適正な実施」をお願いし、労働力の高齢化が進展し、事業場において慢性的な疾病を抱えた労働者の治療と職業生活の両立が求められる中、「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」について愛媛産業保健総合支援センターの両立支援促進員から概要説明もいただきました。
説明会に参加いただいた皆様には、説明内容を今後の労働災害防止や労務管理に役立てていただきますようお願いいたします。
冒頭挨拶で労働災害防止の大切さについて話す真鍋署長
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松山労働基準監督署 TEL : 089-917-5250