松山地区食料品製造業労働災害防止研究会の開催について
(公社)愛媛労働基準協会松山支部安全衛生部会では、現在、食料品製造事業場15社を構成事業場とする労働災害防止に係る「松山地区食料品製造業労働災害防止研究会」を開催しており、当署もオブザーバーとして出席しています。
今年度も6月26日に平成27年度第一回目の研究会が開催されました。
今年度の研究会では「STOP!転倒災害プロジェクト2015」に基づき、当署管内でも近年多発している転倒災害防止及び食品加工用機械での挟まれ・巻き込まれ災害防止に向けた各社の取り組み等について、災害事例を交え意見交換が実施されました。
特に、今年度は転倒災害事例について、災害に至った経緯等について分析し、事例集を作成して同業他社に広く周知することとしています。
なお、当署管内の食料品製造業における休業4日以上の労働災害(以下「労働災害」という。)の発生状況は、平成24年から3年連続して増加しています。
また、平成26年に発生した労働災害を事故の型でみると、転倒災害及び挟まれ・巻き込まれ災害がそれぞれ4分の1程度を占めています。
このような状況から、食料品製造業における労働災害防止対策として、4S活動等による転倒災害の防止や食品加工用機械の災害防止対策として、安全な機械の提供(機械の刃部の接触防止措置、回転部分の保護カバー等の設置)はもとより、安全な作業手順の作成とその徹底並びに事業場における安全衛生教育の実施による労働者の安全意識の高揚が強く望まれるところです。
この記事に関するお問い合わせ先
松山労働基準監督署 TEL : 089-917-5250