松山労働基準監督署が採石業及び窯業土石製品製造業に対し、コンベヤー労働災害防止対策の徹底を図るための説明会を開催しました。
コンベヤー災害防止説明会を開催
松山労働基準監督署は、平成26年5月27日に「コンベヤー災害防止説明会」を開催し、県内の採石場及び中予地区の生コンプラントを有する事業場から23社(25名)が出席しました。
本説明会は、松山監督署管内の砕石プラントにおいて、昨年12月と今年1月に相次いで、ベルトコンベヤーに挟まれる労働災害が発生(1名が死亡、1名が手を切断)したことから、愛媛県砕石工業組合の協力を得てコンベヤーの災害防止対策の徹底を図るために開催したものです。
コンベヤーによる労働災害は、全国的にも件数は多くないものの、ひとたび災害が発生した場合は、死亡や体に障害が残るなど重篤災害となりやすい特徴があります。説明会では、災害の発生事例、コンベヤに関係する法令等について説明し、安全カバーや非常停止装置の設置、点検・掃除時の運転停止の徹底等を呼びかけました。
また、労働者の安全意識の高揚対策として、安全パトロールの実施や作業手順書に基づく安全教育の徹底を依頼しました。
設備の安全対策を検討するに当たっては、リスクアセスメントを実施し、優先度に応じたリスク低減措置を計画的に実施することが重要です。6月は、「全国安全週間準備月間」でもあり、この機会に各事業場において、安全対策の一斉点検を行っていただきますようお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
松山労働基準監督署 安全衛生課 TEL : 089-917-5250