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【照会先】
山形労働局労働基準部健康安全課健康安全課長 齋 藤 剛 光
課長補佐 土 井 隆
TEL 023-624-8223
FAX 023-624-8235
報道関係者各位
死傷者数、死亡者数ともに前年より減少
~山形県内の令和元年労働災害発生状況(確定)まとまる~
山形労働局(局長 河西直人)は、令和元年(1月から12月)に山形県内で発生した労働災害の発生状況(注)を取りまとめましたので公表します。
【ポイント】 ・労働災害による休業4日以上の死傷者数は1,132人で、前年と比べ181人、13.8%の減少となっ た。死亡者数は8人で、前年と比べて1人の減少となった。 ・業種別の死傷者数をみると、前年と比べ、製造業で8.0%の減少、建設業で31.6%の減少、陸上貨物運送事業で17.8%の減少、小売業で17.4%の減少、社会福祉施設で18.8%の減少となった。一方、接客娯楽業では大きく増加しており、特に、飲食業においては、19人、79.2%の増加となった。 ・事故の型別では、「転倒」が最も多く、次に「墜落、転落」が多い。この二つで全体の45.1%を占めている。(資料2参照) |
平成30年と令和元年の労働災害発生状況(確定値) ≪休業4日以上の死傷者数:人≫
業 種 | H30年 (1-12月) |
R元年 (1-12月) |
増減 | 増減率 | 構成比 | ||
全 産 業 計 | 1,313 ⑨ | 1,132 ⑧ | -181 | -13.8% | 100.0% | ||
製 造 業 | 323 ② | 297 | -26 | -8.0% | 26.2% | ||
建 設 業 | 256 ④ | 175 ④ | -81 | -31.6% | 15.5% | ||
陸上貨物運送事業 | 107 | 88 | -19 | -17.8% | 7.8% | ||
第三次産業 | 560 ② | 514 ② | -46 | -8.2% | 45.4% | ||
小 売 業 | 172 ① | 142 | -30 | -17.4% | 12.5% | ||
社会福祉施設 | 128 | 104 | -24 | -18.8% | 9.2% | ||
飲 食 業 | 24 | 43 | +19 | +79.2% | 3.8% |
(注2)「増減」「増減率」は前年確定値との比較、「構成比」R元年の業種構成比。
1 令和元年発生分の詳細
◎労働災害による休業4日以上の死傷者数は、1,132人で、前年と比べ181人、13.8%の減少となった。死亡者数は8人で、前年と比べて1人の減少となった。(資料1・資料3参照)
◎業種別の死傷者数をみると前年と比べ、製造業で8.0%の減少、建設業で31.6%の減少、運輸業で18.5%の減少(陸上貨物運送事業で17.8%減少)、商業で15.2%の減少(小売業で17.4%減少)、保健衛生業で17.8%の減少(社会福祉施設で18.8%減少)となった。一方、接客娯楽業では大きく増加しており、特に、飲食業においては、19人、79.2%の増加となった。(資料1参照)
◎第三次産業での死傷者数は、514人で、前年と比べ46人、8.2%の減少となった。
◎第13次労働災害防止計画の中で、特定の業種別の目標として掲げている「建設業」「製造業」の
死亡災害については、「建設業」で前年と同数の4件発生し、「製造業」においては発生していな
い。(資料1参照)
◎事故の型別では、「転倒」による災害が最も多く全体の28.1%となっている。また、従来から発
生の多い「墜落、転落」による災害が全体の17.0%と2番目に多く、この二つの災害で全体の45.1%を占めている。この他、「はさまれ、巻き込まれ」による災害(主に動力機械に挟まれ、巻き込まれ)、「動作の反動、無理な動作」による災害(社会福祉施設での腰痛症・重量物取扱い中の腰痛症等)が多く発生している。(資料2参照)
2 今後の主な対策
◎山形労働局では、「山形労働局第13次労働災害防止計画」(5か年計画)の目標達成(死亡災害を5年間で15%以上減少、死傷災害を同じく5%以上減少させる。)に向け、計画3年目の令和2年は山形労働局行政運営方針に基づき、死亡災害については前年を下回ること、死傷災害は前年より3%以上減少させることを目標に労働災害防止の周知、指導を行うこととしている。
【参考】
山形労働局第13次労働災害防止計画(計画期間:2018年度から2022年度) 【主な目標】 死亡災害 死亡者数を2022年までの5年間で15%以上減少させる。 死傷災害(休業4日以上) 死傷者数を2017年と比べ2022年までに 5%以上減少させる。 特定の業種別の目標 ・建設業、製造業については、死亡者数を2022年までの5年間で15%以上減少させる。林業については、死亡災害発生ゼロを目指す。 ・陸上貨物運送事業、小売業、社会福祉施設及び飲食店については、死傷者数を2017年と比べ2022年までに死傷年千人率で5%以上減少させる。 (※死傷年千人率:労働者1000人当たりの年間の死傷者数(年間死傷者数/年平均労働者数×1000)) 第13次労働災害防止計画の3年目における取組 【令和2年度の目標】 死亡災害 前年(2019年)を下回る。 死傷災害(休業4日以上) 前年(2019年)の3%以上減少を目指す。 |
報道発表資料(令和2年4月20日) (387KB;PDFファイル)
資料1 令和元年山形県内における労働災害発生状況(確定) (236KB;PDFファイル)
資料2 令和元年年事故の型・起因物別死傷者数 (140KB;PDFファイル)
資料3 令和元年発生の死亡災害事例 (182KB;PDFファイル)
資料4 山形労働局第13次労働災害防止計画の災害減少目標と進捗 (257KB;PDFファイル)