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長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果を公表します
富山労働局労働基準部監督課
【照会先】監督課長 風間武志
主任地方労働基準監察監督官 市井慶尚
TEL:076(432)2730
~398事業場中、154事業場(38.7%)で違法な時間外労働を確認~
富山労働局では、このたび、令和6年度に長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した、監督指導の結果を取りまとめましたので、監督指導事例等と共に公表します。 この監督指導は、各種情報から時間外・休日労働時間数が1か月当たり 80 時間を超えていると考えられる事業場などを対象として実施したものです。
対象とした 398 事業場のうち、310 事業場(77.9%)で労働基準関係法令違反が認められまし た。このうち、154 事業場(38.7%)で違法な時間外労働を確認したため、是正・改善に向けた 指導を行いました。
なお、違法な時間外労働に関する是正・改善指導を行った 154 事業場のうち、実際に1か月 当たり 80 時間を超える時間外・休日労働が認められた事業場は 68 事業場(44.2%)でした。
※ 監督指導結果の詳細については、別添1を、また、監督指導事例については、別添2をご参照ください。
富山労働局では、今後も長時間労働の是正に向けた取組を積極的に行うとともに、今年も 11 月の「過労死等防止啓発月間」期間中に、長時間労働が疑われる事業場に対して重点的に監督指導を行うこととしています。
【監督指導結果のポイント】(令和6年4月~令和7年3月) (1)監督指導の実施事業場: 398事業場 (2)主な違反内容[(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場] ① 違法な時間外労働があったもの: 154事業場 (38.7%) うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が 月80時間を超えるもの: 68事業場(44.2%) うち、月100時間を超えるもの: 31事業場(20.1%) うち、月150時間を超えるもの: 6事業場( 3.9%) ② 賃金不払残業があったもの: 13事業場 ( 3.3%) ③ 過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの: 73事業場 (18.3%) (3)主な健康障害防止に関する指導の状況[(1)のうち、健康障害防止のため指導票を交付した事業場] ① 過重労働による健康障害防止措置が不十分なため改善を指導したもの: 188事業場 (47.2%) ② 労働時間の把握が不適正なため指導したもの: 72事業場 (18.1%) |