長崎の雇用失業情勢(令和2年10月)

 10月の有効求人倍率(季節調整値)は前月を0.02ポイント上回る0.90倍となり、2か月ぶりに0.9倍台となった。
 有効求人数(季節調整値)は前月比で4.9%増となり、有効求職者数(季節調整値)は2.5%増となった。
 新規求人数(原数値)は前年同月と比較すると15.1%減となり、前年同月比15か月連続で減少した。
 新規求職者数(原数値)は、前年同月と比較すると8.1%減となり、前年同月比10か月連続で減少した。

1 求人・求職の動き

 今月の新規求人数は9,046人で、前年同月を1,611人(▲15.1%)下回り、前年同月比15か月連続で減少した。
 これを雇用形態別にみると、フルタイム求人は16.3%減少し、パート求人は13.3%減少した。
 月間有効求人数は22,036人で、前年同月を5,646人(▲20.4%)下回り、前年同月比15か月連続で減少した。
 これを雇用形態別にみるとフルタイム求人は18.7%減と15か月連続で減少し、パート求人も23.1%減と15か月連続で減少となった。
 新規求職者数は5,498人で、前年同月より482人(▲8.1%)下回り、前年同月比10か月連続で減少した。
 これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は465人(▲12.4%)減少し、パート求職者は17人(▲0.8%)減少した。
 月間有効求職者数は23,952人で、前年同月より1,065人(4.7%)増加し、3か月連続で増加した。
 これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は312人(2.2%)増加し、パート求職者は753人(8.6%)増加した。

2 産業別新規求人の動き

 建設業(16.0%)で前年同月を上回った。一方、運輸業(▲22.9%)、飲食店、宿泊業(▲22.6%)、製造業(▲20.5%)で前年同月を下回った。

3 紹介・就職の動き

 紹介件数は5,857件で、前年同月を561件(▲8.7%)下回り、前年同月比15か月連続で減少した。
 就職件数は1,978件で、前年同月を302件(▲13.2%)下回り、7か月連続で減少した。
 なお、雇用保険受給者の就職件数は634件で、前年同月より12件(▲1.9%)減少した。

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