長崎の雇用失業情勢（令和2年4月）

　4月の有効求人倍率（季節調整値）は前月を0．06ポイント下回る1．04倍となり、55か月連続で1．0倍台以上となった。
　有効求人数（季節調整値）は前月比で9．7％減となり、有効求職者数（季節調整値）は4．0％減となった。
　新規求人数（原数値）は前年同月と比較すると29．5％減となり、前年同月比9か月連続で減少した。
　新規求職者数（原数値）は、前年同月と比較すると8．3％減となり、前年同月比4か月連続で減少した。

1　求人・求職の動き

　今月の新規求人数は7,229人で、前年同月を3,024人(▲29.5％)下回り、前年同月比9か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求人は27.0％減少し、パート求人は33.3％減少した。
　月間有効求人数は22,294人で、前年同月を6,054人(▲21.4％)下回り、前年同月比9か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみるとフルタイム求人は18.5％減と9か月連続で減少し、パート求人も25.5％減と9か月連続で減少となった。
　新規求職者数は7,220人で、前年同月より654人(▲8.3％)下回り、前年同月比4か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は421人(▲9.0％)減少し、パート求職者は233人(▲7.3％)減少した。
　月間有効求職者数は23,842人で、前年同月より1,140人(▲4.6％)減少し、4か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は944人(▲6.1％)減少し、パート求職者は196人(▲2.0％)減少した。

2　産業別新規求人の動き

　建設業（1.6%）で前年同月を上回った。
　飲食店、宿泊業（▲70.7%）、卸売・小売業（▲30.6%）、運輸業（▲29.4%）で前年同月を下回った。

3　紹介・就職の動き

　紹介件数は5,657件で、前年同月を1,355件(▲19.3％)下回り、前年同月比9か月連続で減少した。
　就職件数は2,230件で、前年同月を310件(▲12.2％)下回り、2か月ぶりに減少した。
　なお、雇用保険受給者の就職件数は427件で、前年同月より149件（▲25.9％）減少した。