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墜落防止強調期間(11月・12月)の実施について
Press Release
- 令和3年10月27日
- 【照会先】
- 三重労働局労働基準部健康安全課
- 健康安全課長 森 孝志
- 主任産業安全専門官 西村 元
- TEL:059-226-2107
建設業に対する墜落災害防止 緊急対応 〔11・12月〕
~墜落・転落による労働災害が多発~
三重県内では、本年10月、建設業で3件の死亡災害が発生し、これ以外にも墜落により重篤な災害が発生しました。(下図参照)
このような事態を受け、三重労働局では、11月1日から12月31日までを「墜落災害防止強調期間」と位置づけ、墜落災害が発生するおそれのある建設工事現場等に対する監督指導など、緊急対応を実施します。
このような事態を受け、三重労働局では、11月1日から12月31日までを「墜落災害防止強調期間」と位置づけ、墜落災害が発生するおそれのある建設工事現場等に対する監督指導など、緊急対応を実施します。
墜落災害防止強調期間の緊急対応実施事項
- 1 建設工事現場等に対する監督指導等
- 建設工事現場、事業場を訪問し、次の内容を重点に監督指導等を実施します。
- (1)足場・屋根等からの墜落・転落災害の防止
- (2)はしご・脚立・階段からの墜落・転落災害の防止
- (3)トラックの荷役作業時における墜落・転落災害の防止
- 2 説明会等の実施
- 各種説明会、労働基準監督署の窓口において、「リーフレット」を配布し、周知啓発を実施します。
- 3 建設業関係機関への協力要請
- 建設工事の発注機関、労働災害防止団体等に対し、建設工事現場等の指導の際、工事施工業者等に「リーフレット」を配布のうえで安全総点検等を指導するよう、協力を要請します。
墜落災害発生状況(休業4日以上の死傷者数:〇は死亡者数)
墜落災害発生状況(起因物別:令和3年9月末現在)
墜落等による死亡、重傷災害の事例(令和3年10月15日現在)
発生月 | 業種 | 年齢 | 災害発生状況 |
2月 | 製造業 | 60代 | フォークリフトのフォークに装着したパレット上に乗り、当該パレットを約3mの高さに上昇させてテント倉庫のテントの捲れを直していたところ、約3m下に墜落した。(死亡) |
2月 | その他の 建設業 |
50代 | 工場屋根の修理作業中、屋根スレートを踏み抜き、約7m下に墜落した。(死亡) |
5月 | 建築工事業 | 20代 | 改築・解体工事現場において、建物2階で資材の片づけ作業中、床面の開口部から約4m墜落した。(負傷) |
6月 | 建築工事業 | 10代 | 建築工事現場において、足場の解体作業中、約9m下に墜落した。(負傷) |
8月 | 土木工事業 | 30代 | トンネル等道路工事現場において、川に設けたブラケット足場上で測量作業中、約10m下の川へ墜落した。(死亡) |
10月 | 土木工事業 | 40代 | 道路に設置した高さ1.6mの土嚢の上で玉掛準備作業中、道路上に墜落し、さらに道路下1.8mの畑に墜落した。(負傷) |
10月 | 土木工事業 | 50代 | 締固め用機械を運転し、躯体基礎上を移動していたところ、躯体基礎の端から約3m下に転落した。(死亡) |
10月 | 土木工事業 | 30代 | 道路工事現場において、舗装作業中、8tトラックにひかれた。(死亡) |
10月 | 建築工事業 | 60代 | シャッター取付工事中、作業床端から約6m下に墜落した。(死亡:一人親方) |