治療と仕事の両立支援関係

 「治療と仕事の両立」とは、病気を抱えながらも、働く意欲・能力のある労働者が、仕事を理由として治療機会を逃すことなく、また、治療の必要性を理由として職業生活の継続を妨げられることなく、適切な治療を受けながら、生き生きと就労を続けられることです。
 それまで健康だった人が病気にかかり治療が必要になると、以前の通りには働けなくなるケースが出てきます。その場合、治療に専念することになるか、あるいは、治療しながら働くかはケースバイケースでしょう。また、治療期間は疾病の種類などによって長さが異なりますが、働きながら治療をしたい人にとっては、それらをいかにして両立させるかは大きな問題です。
 一方で、治療をしながら働く人の職場、とりわけ、人事労務担当者や産業保健スタッフ、そして、共に働く上司や同僚にとっても、治療と仕事の両立支援は重要な課題です。治療をしながら働きたいという思いがあり、主治医によってそれが可能だと判断された人が働ける環境の整備が求められているのです。
 近年、治療技術の進歩により、「不治の病」は「長く付き合う病気」に変化し、仕事をしながら治療を続けることが可能な時代になりつつあります。労働者にとって、仕事は生きがいでもありますし、会社にとっても継続的な人材確保等のメリットがあります。

 病気を抱える労働者が活躍できる環境を整備するため、平成29年3月にとりまとめられた「働き方改革実行計画」に基づき、政府は企業文化の抜本改革や、主治医、会社・産業医と患者に寄り添う両立支援コーディネーターのトライアングル型のサポート体制の構築などにより治療と仕事の両立支援に取り組むこととされました。
 
 これらの取組を確実なもとのするため、香川労働局では香川県下の自治体、医療機関等関係者とネットワークを構築し、両立支援に係る取組を効果的に連携させ、両立支援の取組を推進するため、「香川県地域両立支援推進チーム」を設置しており、この推進チームの活動の一つとして、このサイトを設置したものです。
 このサイトでは、香川県下における「治療と仕事の両立支援」を推進するため、県下の取組み状況や、両立支援の制度、相談窓口の紹介、両立支援に関す資料等、各種情報を掲載していくこととしています。
 このサイトを利用していただき、「治療と仕事の両立支援」を推進していただきますようお願いいたします。


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