「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します

照会先

兵庫労働局雇用環境・均等部指導課

課長
原 俊司
課長補佐
山本 竜次 
労働紛争調整官
鈴木 智人 

(TEL) 078-367-0820

~民事上の個別労働紛争において、「いじめ・嫌がらせ」が引き続き最多、「解雇」は前年度より減少~

 兵庫労働局(局長鈴木一光)では、労働局及び各労働基準監督署内に設置した合計12ヶ 所の総合労働相談コーナーにおいて、個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境な どに関する労働紛争の解決を図るための制度を運用していますが、このたび「令和3年度個 別労働紛争解決制度の施行状況」を取りまとめましたので、公表します。


【令和3年度の相談、助言・指導、あっせん件数】
 総合労働相談件数                 47,494件(前年比7.7%減)
 民事上の個別労働紛争相談件数                 11,883件(前年比14.9%減)
  うち、「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数       2,692件(前年比22.7%減)
 助言・指導申出件数                      760件(前年比17.2%減)
 あっせん申請受理件数                 155件(前年比30.8%減)

1  総合労働相談件数は減少、民事上の個別労働紛争に係る相談件数も減少
 総合労働相談件数は47,494件で前年度より7.7%減となり、そのうち民事上の個 別労働紛争に係る相談件数は11,883件で、前年度より14.9%減となっている。相談 内容は「いじめ・嫌がらせ」が2,692件で、前年度より22.7%減であるが10年連続 でトップである。次いで「自己都合退職」が1,402件であった。「解雇」は1,196件 で前年度より35.3%減となっている。

2  「助言・指導」の申出は減少、内容は「いじめ・嫌がらせ」が9年連続でトップ
  労使トラブルの解決を図るための「助言・指導」の申出件数は760件で、前年度 より17.2%減となっている。申出内容は「いじめ・嫌がらせ」が95件(申出全体の 12.5%)で、次いで「雇用管理等」が84件(申出全体の11.1%)となっている。

3  「あっせん」申請は減少、内容は「いじめ・嫌がらせ」がトップ
 紛争調整委員会によるあっせんの申請件数は155件で、前年度より30.8%減となっ ている。申請の内容は「いじめ・嫌がらせ」が28件(申請全体の18.1%)でトップ であり、次いで「解雇」が25件(申請全体の16.1%)であった。

4  兵庫労働局の取り組み
 兵庫労働局では、施行状況を踏まえ、総合労働相談コーナーにおいて、関係法令 や裁判例などの情報提供等適切な相談対応に努めるとともに、助言・指導及びあっ せんの運用を的確に行うなど、引き続き個別労働紛争の未然防止と迅速な解決に向 けて取り組んでいきます。併せて、労働施策総合推進法に基づく「パワーハラスメ ント防止措置」が令和4年4月1日より中小企業を含め全面施行されており、引き 続き実効性のある防止対策が講じられるよう取り組んでいきます。

「令和3年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します[PDF形式:0.98MB]

その他関連情報

情報配信サービス

〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 神戸クリスタルタワー14・15・16・17階

Copyright(c)2000-2011 Hyogo Labor Bureau.All rights reserved.