第3回兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・ 測量機械器具製造業最低賃金専門部会議事録

日時  令和5年9月27日(水)    9時50分~10時24分
場所 兵庫労働局16階 第3共用会議室
出席者 公益委員 梅野委員
労働者委員 岩﨑委員、黒石委員、津川委員
使用者委員 黒田委員、瀬川委員、苗村委員
事務局 木下労働基準部長、田中賃金室長、飯田賃金指導官、山中労働基準監督官
議題
(1)兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金に係る改正決定の審議等について
(2)その他
議事録 梅野部会長
おはようございます。
ただ今から、第3回の兵庫県計量器等製造業最低賃金専門部会を開会します。
本日の会議について、事務局から報告をお願いします。
飯田賃金指導官
本日は、千田委員と高階委員が御欠席ですが、最低賃金審議会令第 6条第6項の規定による定足数を充足しておりますことを御報告いたします。
また、本日の議事は公開することとしておりましたが、傍聴希望はございませんでした。
梅野部会長
議事に入りますが、事務局から何かありますか。
田中賃金室長
はい、3点お伝えをさせていただきます。
1点目が皆さんのお手元にチラシを置いているかと思いますが、藤原紀香さんの最賃チラシとなっておりますので、御承知おきいただければと思います。
2点目ですが、特賃の他部会の状況でございますが、兵庫県の最低賃金ということで取りまとめた手作りの資料を置いております。
昨日までの状況ですが、はん用につきましては、42円アップの1,035円ということでまとまっております。
輸送用につきましては、昨日41円アップの1,075円ということになりましたが、こちらについては、採決という形になっておりまして、まだ現時点では部会報告のみという状況でございます。
他部会については、以上でございます。
あと、他局の状況ですが、我々の手元に情報が入っている分、特に大阪について、お伝えをさせていただきます。
大阪ですが、5つの部会で必要ありが出ておりまして、まず塗料につきましては、1,070円ということで決まっております。
39円アップです。
鉄鋼につきましては、1.066円ということで出ております。
昨年上げられていないこともあって、こちらはプラス70円です。
はん用一般機械ですが、こちらは1,070円となっております。
こちらは42円アップです。
それから、電気につきましては、1,068円ということで、こちらは昨年上げられていなかったので、74円アップということになってございます。
もう一つ、輸送用の自動車でございますが、こちらについては、まだ審議中と聞いているところでございます。
以上です。
梅野部会長
ただ今の説明で確認等はございますか。
各委員
(特になし)
梅野部会長
前回9月11日の部会で、全会一致で改正必要性ありの決議を行いました。
本日は改正する金額についての審議です。
今までの審議の中でお話しいただいている部分もあるのですが、ここからは金額審議ですので、まず労使から金額審議に当たっての金額提示及びその理由等を発言いただき、そこから審議を進めます。
労使それぞれで打合せの時間必要ですか。
岩﨑委員
まず、労側の方から少し話をさせていただきます。
梅野部会長
はい、どうぞ。
津川委員
前回までの審議会の中で、今回の大幅な地賃の引上げに伴いまして、使用者側と計量器の特定最低賃金の改正必要性について、2回にわたって、協議をさせていただきました。
労働者側としましては、業界の発展や人手不足の解消、大阪等々の是正のための金額引上げが必要と考えているのですが、大幅な地域別最低賃金の引上げによる小規模事業者への影響なども勘案し、金額審議に当たりまして、少し順序が違うのですが、こちらから提案したいと考えております。
ただ、次年度以降も政府方針等を見てみますと大幅な最低賃金の引上げが予想されますので、このままいきますと、来年も同じような議論がされると思われます。
したがいまして、次年度につきましては、この特定最賃で適用される標準労働者の範囲の見直しを本審等でも議論・協議をさせていただいて、本当に計量器製造の技量・技術が一定程度要る方を対象としたようなものに見直して、その範囲の中での水準議論というのができればと考えております。
そういうところも踏まえまして、今年度につきましては、労働者側としては、この必要性ありの場合の下限のプラス39円の1,002円を主張させていただきたいと思います。
こちらからは以上になります。
梅野部会長
使用者側はどうされますか。
打合せをされますか。
苗村委員
こちらは全然話をしていないので、打合せをしたいです。
梅野部会長
では、別室で打合せされてから、結論を出してください。
 
(使用者側別室で打合せ)
梅野部会長
それでは、使側の方で御意見をお願いします。
瀬川委員
念のための確認ということで、時間を取りまして、打合せをさせていただきました。
必要性審議のときにも、使用者側として、申し上げたように本当に厳しい状況なので、とてもじゃないけど、引上げに応じられる状態ではありません。
しかしながら、前回、労側の強い要請でありますとか、今御披露のありました制度そのものについての踏み込んだ見直しも含め、今後にやはりいろんなことを考えていこうというお話もあって、必要性についてもありということにさせていただきました。
本当に厳しく判断していただいて、地賃プラス1円という数字を出していただきましたので、使用者側としてもそれに異論を唱えることはありません。
同様に地賃プラス1円、1,002円ということでお願いをしたいと思います。
以上です。
よろしくお願いします。
梅野部会長
ありがとうございます。
それでは、本専門部会での金額改正については、結論が出ました。
報告、答申の手続きに入ります。
必要性の有無の審議と同様、金額審議におきましても、7月14日の本審において、専門部会が全会一致で決議した場合は最低賃金審議会令の第6条第5項を適用することを議決しています。
全会一致で改正金額の合意をいただいた場合、その内容で事務局に部会の報告文案及び答申文案を作成いただいて、答申を行います。
では、まず、全会一致であることの確認をいたします。
兵庫県計量器等製造業最低賃金の改正内容について、確認です。
時間額1,002円、引上げ額39円 効力発生の日 令和5年12月1日
以上で御異議ございませんか。
各委員
異議なし。
梅野部会長
ありがとうございます。
出席者全員の御賛同を得ましたので、本専門部会においては、全会一致により、兵庫県計量器等製造業最低賃金について、時間額1,002円、引上げ額39円と議決されたことを確認いたします。
事務局はこの内容で報告文案、答申文案を作成お願いいたします。
田中賃金室長
では、準備してまいりますので、10分ほどお時間をください。
 
(事務局、「報告文案」を作成後、写しを各委員に配布)
梅野部会長
では、報告文案の確認をします。
文案の読上げをお願いします。
飯田賃金指導官
はい。
 
 
令和5年9月27日
兵庫地方最低賃金審議会
会長 梅野 巨利 殿
兵庫地方最低賃金審議会
兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金専門部会
部会長 梅野 巨利
 
兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金の改正決定に関する報告書
 
当専門部会は、令和5年7月14日兵庫地方最低賃金審議会において付託された兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金の改正決定について、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので報告する。
なお、本件の審議に当たった専門部会の委員は下記のとおりである。
 
 
公益代表委員
梅野 巨利
千田 直毅
高階 利徳
労働者代表委員
岩﨑 和人
黒石 尚稔
津川 久志
使用者代表委員
黒田 俊一
瀬川 里志
苗村 康夫
 
別紙
 
兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金
 
1 適用する地域
兵庫県の区域
2 適用する使用者
前号の地域内で次に掲げるいずれかの産業を営む使用者
(1)計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業(理化学機械器具製造業を除く。)
(2)(1)に掲げる産業において管理、補助的経済活動を行う事業所 (3)純粋持株会社(管理する全子会社を通じての主要な経済活動が (1)に掲げる産業に分類されるものに限る。)
3 適用する労働者  前号の使用者に使用される労働者。
ただし、次に掲げる者を除く。
(1)18歳未満又は65歳以上の者
(2)雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの
(3)次に掲げる業務に主として従事する者
イ 清掃、片付け、賄い、軽易な運搬又は工具若しくは部品の整理の業務
ロ 手作業による小物部品の包装、袋詰め又は箱入れの業務
4 前号の労働者に係る最低賃金額 1時間1,002円
5 この最低賃金において賃金に算入しないもの
 精皆勤手当、通勤手当及び家族手当
6 効力発生の日
令和5年12月1日
 
以上です。
梅野部会長
ただ今の読み上げ内容でよろしいですか。
各委員
はい。
梅野部会長
それでは、文案から案を消したものを報告文とします。
続いて、全会一致での議決ですので、局長あて答申を行います。
 
(部会長に答申文の内容確認を求め、確認を得た後、各委員に「答申文案」の写しを配布)
梅野部会長
では、答申文案の内容の読上げお願いします。
飯田賃金指導官
はい。
 
 
令和5年9月27日
兵庫労働局長 金刺 義行 殿
兵庫地方最低賃金審議会
会長 梅野 巨利
 
兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金の改正決定について(答申)
 
当審議会は、令和5年7月14日付け兵労発基0714第1号をもって貴職から諮問のあった標記のことについて、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので答申する。
 
別紙
 
兵庫県計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具製造業最低賃金を次のとおり、改正決定すること。
 
以下については、報告書を同じですので、省略させていただきます。
以上です。
梅野部会長
ただ今の文案内容でよろしいでしょうか。
各委員
はい。
梅野部会長
それでは、文案から案を消した文を答申文として、審議会長名で局長あてに答申いたします。
労働基準部長に答申文をお渡しいたします。
準備をしてください。
  (部会長から労働基準部長に答申文を手交)
木下労働基準部長
ありがとうございました。
 
(各委員に「答申文」の写しを配布)
木下労働基準部長
本日、兵庫県計量器等製造業最低賃金につきまして、全会一致での御答申をいただくことができました。
深く感謝申し上げたいと思います。
今年度につきましては、大変厳しい状況の中での御審議となりまして、委員の皆様方に大変多くの御労苦をお掛けしたのではないかと拝察するところでございます。
また、今後でございますが、12月1日発効に向けまして、速やかに諸手続きを進めてまいりたいと考えております。
また、決定後につきましては、幅広く広報活動を行って、改正金額の周知とそれから履行確保、これに努めてまいりたいと思っております。
改めまして、長時間の御審議、誠にありがとうございました。
梅野部会長
7月14日に局長から必要性有無の諮問がなされてから、本日まで、必要性の有無及び金額改正審議を重ね、全会一致で審議結審に至ることができました。
委員の皆様の御努力、また御協力に重ねて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
それでは、これで今年度の計量器等製造業最低賃金専門部会は終了いたします。
事務局から何かございますか。
田中賃金室長
はい、本日、答申をいただきましたので、本日から15日間異議申出をさせていただくという手続きになっております。
以上です。
梅野部会長
それでは、本日これで終了です。
ありがとうございました。

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