第3回兵庫県鉄鋼業最低賃金専門部会議事録

(1) 兵庫県鉄鋼業最低賃金に係る改正決定の審議等について

(2) その他

少し早いですが、皆様お揃いですので、ただ今から第3回兵庫県鉄鋼業最低賃金専門部会を開催します。

まず、本日の会議について事務局から報告をお願いします。

本日は、坂本委員が御欠席ですが、最低賃金審議会令第6条第6項の規定による定足数を充足しておりますことを御報告します。

また、本日の議事は公開することとしておりましたが、傍聴希望はございませんでした。

それでは、議事に入りたいと思いますが、事務局から何かございますでしょうか。

はい、二点お伝えします。

まず、他部会の状況です。

はん用については、プラス42円の1,035円で結審しております。

輸送用については、プラス41円の1,075円ですが、こちらは採決となりましたので答申は出ておりません。

来週10月3日の本審で答申の予定です。

計量器は今朝ですが、プラス39円の1,002円で結審しております。

他局の状況ですが、大阪が決まったという情報がありますので、お伝えします。

まず、塗料がプラス39円の1,070円。

鉄鋼が1,066円で、こちらは従来996円だったのがプラス70円の1,066円ですが、これは昨年が改正の必要性無でしたので一年おいて上げたという状況です。

一般機械、いわゆるはん用機械ですが、元々が1,028円だったのがプラス42円の1070円に決まりました。

電気も994円だったのが74円プラスの1,068円になり、これも昨年改正の必要性無となり一年おいての改正となります。

残っております輸送用、大阪では自動車製造でございますが、まだ出ていないと聞いているところでございます。

以上です。

それでは、本日も前回に引き続き金額についての審議となります。

前回の労使それぞれの主張を確認したいと思います。

前回9月20日の労使主張の概要ですが、労働側はプラス47円、時間額1,071円を主張されました。

理由については、物価上昇への対応、地賃との優位性の確保、労働協約額も大幅に上がっている。

その流れを波及させ、現場力の強化、人材確保に繋げたい等でした。

使用者側は、プラス31円、時間額1,055円を主張されました。

資源エネルギー、原材料価格は高止まり。

経済状況は一進一退。

特に中小企業への影響、カーボンニュートラルへの対応も必要。

春季賃上げ率3.04％から、プラス31円を主張されました。

その後、公労会議、公使会議をしたものの、結論は出ないで次回持ち越しとなりました。

以上の内容でよろしいでしょうか。

（特になし。）

それでは引き続き金額審議を進めていくことといたしますが、まずは労働側、使用者側それぞれ打ち合わせの時間を設けたほうが良いですか。

それでは10分程度、それぞれ別室での打ち合わせをお願いします。

(労側委員・使側委員が別室に移動、打合せ。)

(労側委員・使側委員が戻り再開。)

それでは再開します。

これから公益側が労使それぞれの委員とお話をさせていただきたいと思います。

その前にこの場で何か意見を表明することはありませんか。

(特になし。)

では、どちらから先にお伺いしましょうか。

申し出した方からにしましょうか。

では、労側からお話合いをお伺いします。

(公労協議、公使協議、労使協議等実施、終了後審議再開。)

審議を重ねてきたところ、労使の意見が一致したように思われますので、労使どちらかの委員からお話しいただけますか。

それでは、小西からお話しします。

先ほど労使で話し合った結果、プラス41円、時間額1,065円で合意しました。

ありがとうございます。

審議を重ねてきたところ、労使の意見が一致したように思われますので、本専門部会として金額改正の意見をまとめさせていただきたいと思います。

労使合意の経過をどちらかお話しいただけますか。

それでは、使用者側の私から御説明させていただきます。

先ほど労働者側委員の方々とお話しさせていただきまして、最初は金額の開きがあったのですが、もう一度双方で必要性や、妥当な金額について議論を重ねた結果、双方が歩み寄りまして小西委員から御報告していただいた金額で結論付けさせていただきました。

労側から何か付け加えることはありますか。

無いです。

それでは、本専門部会での金額改正については、結論が出たようですので、報告、答申の手続きに入りたいと思います。

必要性の有無の審議と同様に、金額審議におきましても7月14日の本審において、専門部会が全会一致で決議した場合は、最低賃金審議会令第6条第5項を適用することを議決しています。

全会一致で改正金額の合意をいただいた場合は、その内容で、事務局に部会報告文案及び答申文案を作成していただき、答申を行うこととします。

では、まず全会一致であることについての確認をしたいと思います。

それでは、兵庫県鉄鋼業の最低賃金の改正内容について確認です。

時間額　1,065　円、引上げ額　41　円。

効力発生の日　令和5年12月1日。

以上、御異議ございませんか。

異議なし。

ありがとうございます。

出席者全員の御賛同をいただきましたので、本専門部会におきましては、全会一致により 兵庫県鉄鋼業最低賃金について

時間額　1,065　円、引上げ額　41　円

と決議されたことを確認いたします。

では事務局はこの内容で報告文案、答申文案の作成をお願いします。

それでは、準備いたしますので、少々お待ちください。

(事務局、「報告文案」を作成後、各委員に配布)

では、まず、報告文案から確認をしたいと思いますので、事務局で報告文案を読み上げてください。

それでは、報告文案を読み上げます。

案

 

令和5年9月27日

兵庫地方最低賃金審議会

会長 梅野 巨利 殿

兵庫地方最低賃金審議会

兵庫県鉄鋼業最低賃金専門部会

部会長 桜間 裕章

 

兵庫県鉄鋼業最低賃金の改正決定に関する報告書

 

当専門部会は、令和5年7月14日兵庫地方最低賃金審議会において付託された兵庫県鉄鋼業最低賃金の改正決定について、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので報告する。

なお、本件の審議に当たった専門部会の委員は下記のとおりである。

 

記

 

公益代表委員

坂本 知可、桜間 裕章、高階 利徳

労働者代表委員

川端 智之、小西 啓介、藤田 修平

使用者代表委員

篠田 兼、平泉 博史、𠮷川 和宏

 

別紙

兵庫県鉄鋼業最低賃金

1 適用する地域

兵庫県の区域

2 適用する使用者

前号の地域内で次に掲げるいずれかの産業を営む使用者

（1） 鉄鋼業

（2） 純粋持株会社（管理する全子会社を通じての主要な経済活動が（1）に掲げる産業に分類されるものに限る。）

3 適用する労働者 前号の使用者に使用される労働者。

ただし、次に掲げる者を除く。

(1) 18歳未満又は65歳以上の者

(2) 雇入れ後6月未満の者であって、技能習得中のもの

(3) 次に掲げる業務に主として従事する者

イ 清掃、片付け又は賄いの業務

ロ 軽易な運搬の業務

4 前号の労働者に係る最低賃金額

1時間 1.065円

5 この最低賃金において賃金に算入しないもの

精皆勤手当、通勤手当及び家族手当

6 効力発生の日

令和5年12月1日

以上でございます。

ただ今読み上げていただいた、報告文案の内容でよろしいでしょうか。

異議なし。

それでは、報告文案から案を消したものを報告文とします。

続いて、今回は全会一致での議決となりますので、局長あての答申を行います。

事務局は答申文案を配ってください。

（各委員に「答申文案」を配布」）

それでは、事務局で答申文案を読み上げてください。

それでは、答申文案を読み上げさせていただきます。

 

案

 

令和5年9月27日

兵庫労働局長 金刺 義行　殿

兵庫地方最低賃金審議会 会長　梅野 巨利

 

兵庫県鉄鋼業最低賃金の改正決定について（答申）

 

当審議会は、令和5年7月14日付け兵労発基0714第1号をもって貴職から諮問のあった標記のことについて、慎重に審議を重ねた結果、別紙のとおりの結論に達したので答申する。

 

別紙

 

兵庫県鉄鋼業最低賃金を次のとおり改正決定すること。

 

1以下につきましては、先ほどの報告文の内容と同じになりますので、省略させていただきます。

以上でございます。

ただ今、読み上げていただいた答申文案の内容でよろしいでしょうか。

異議なし。

それでは、答申文案から案を消したものを答申文として審議会長名で局長あてに答申することとします。

では、労働基準部長に答申文をお渡しすることとしますので、事務局で準備をしてください。

（桜間部会長より木下労働基準部長に答申文を手交）

ただ今、鉄鋼業最低賃金につきまして、全会一致での答申をいただくことが出来、感謝申し上げます。

今年度は大変厳しい状況の中で、長時間の御審議をいただき多くの御労苦をおかけしたことと拝察するところでございます。

今後12月1日の発効に向けまして速やかに諸手続きを行いたいと思っております。

また、金額決定後につきましては幅広く周知活動を行いまして、また履行確保に努めていきたいと考えております。

長時間の御審議、誠にありがとうございました。

7月14日に局長から必要性の有無の諮問がなされてから、本日まで、必要性の有無及び金額改正の審議を重ねることにより、全会一致での結審に至ることができました。

今回は特定最賃の他の部会を見ましても、なかなか難しい議論が多かった訳ですけれども、慎重に審議を重ねていただいた中で三者合意に至ったことは非常に良かったと思っております。

委員皆様の御努力と審議会の運営協力に対しお礼申し上げます。

ありがとうございました。

ありがとうございました。

それでは、これで今年度の鉄鋼業最低賃金専門部会は終了といたします。

皆様お疲れ様でした。

お疲れ様でした。

事務局から、他に何かございますでしょうか。

本日答申をいただきましたので、15日間異議申出期間の手続きを進めさせていただきます。

以上です。

ありがとうございました。

本日はこれで終了したいと思います。

皆様、御協力ありがとうございました。

お疲れ様でした。

お疲れ様でした。