『兵庫死亡労働災害根絶運動』を実施!

実施期間:令和6年8月27日(火)~令和7年1月31日(金)
- 死亡労働災害の根絶に向けた取組 -
 
 兵庫労働局では、労働災害の減少に向けて、兵庫第14次労働災害防止推進5か年計画(令和5年度から令和9年度)に基づき、労働災害防止に取り組んでいるところです。
 死亡災害については、増減を繰り返しながらも長期的には着実に減少し、令和5年に過去最少の25人となりました。

 しかしながら、令和6年は、上半期に死亡災害が多発し、7月末時点で、全産業における死亡者数は、前年同期の10人を大幅に上回る19人(1.9倍・90%増)となっています。
 特にこれまで労働災害防止活動に積極的に取り組んできた製造業、建設業などでも、前年を上回るペースで増加しており、経済・雇用情勢が緩やかに回復するなかで、人手不足の顕在化とともに、企業の安全衛生管理体制の「ほころび」により、下半期においても死亡労働災害の増加が懸念されるところです。

 死亡災害の多くは、職場内で日頃定常的に行われている作業において発生しており、事前に対策を講じておけば防ぐことが出来た災害も多くみられます。
 また、被災者の経験期間別では、3年未満が4割超を占め、作業に慣れてきた頃に被災する傾向がみられるため、作業経験が十分でない労働者に対しては、作業手順の遵守や効果的な安全衛生教育が必要とされます。

 労働災害を防止するには、企業の経営のトップが職場の安全衛生に関して強く関与し、労使、関係者が一体となって労働災害防止活動を徹底していくことが重要であることを踏まえて、令和6年8月27日から令和7年1月31日を期間とする「兵庫死亡労働災害根絶運動」を県下全域に展開することとし、働く人の誰もが安心して健康に働くことが出来る職場の実現に向けて取り組むこととします。
● 労働災害のない職場づくりに向けた要請文(労働局長要請)
● 兵庫死亡労働災害根絶運動実施要綱
● 兵庫死亡労働災害根絶運動啓発用リーフレット
● 安全衛生自主点検表【自主点検報告用】

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