『今夏もクールワークキャンペーンを実施』～職場における熱中症対策が義務化されます～

　夏季を中心に熱中症の発生が相次ぐ中、職場においても例年、熱中症が多数発生しており、ここ数年、重篤化して死亡に至る事例が全国で年間30人程度発生する状態が続いています。兵庫県下における令和6年の熱中症による労働災害は、死亡災害は発生していませんが、46人が4日以上仕事を休んでおり、前年より64％増加しています。さらに、約500人が医療機関で治療を受けており、依然として多数の熱中症による労働災害が発生しています。
　厚生労働省及び兵庫労働局では、職場における熱中症予防対策の一層の推進を図ることを目的として、今夏も各災害防止団体及び使用者団体等と連携して「STOP!　熱中症　クールワークキャンペーン」を実施し、各事業場が実施すべき熱中症予防対策の周知を図っています。
　 熱中症による死亡災害の原因には「初期症状の放置、対応の遅れ」などが多く見られることから、本年4月に、労働安全衛生規則が改正され、令和7年6月1日から施行されます。改正の概要は、熱中症のおそれのある労働者を早期に見つけ、その状況に応じて、迅速かつ適切に対応することにより、熱中症の重篤化を防止するため、「体制整備」、「手順作成」、「関係者への周知」を事業者に義務付けるものとなっています。
　上記キャンペーンの取組の一環として、改正労働安全衛生規則の概要と熱中症から命を守る基本的な対策等について、6月12日と7月7日に兵庫産業保健総合支援センター及び兵庫労働基準連合会との共催で、「職場における熱中症予防セミナー」を開催します。

 職場における熱中症予防セミナー
【第1回】
日時：令和7年6月12日(木) 13時30分開始
会場：クリスタルホール （神戸市中央区東川崎町1丁目1-3 神戸クリスタルタワー3階）

【第2回】
日時：令和7年7月7日(月) 14時00分開始
会場：会場：兵庫労働基準連合会講習会場（神戸市中央区雲井通4丁目2-2 マークラー神戸ビル4階）

『今夏もクールワークキャンペーンを実施』～職場における熱中症対策が義務化されます～[PDF形式：3.7MB]