兵庫県内の「令和4年 労働災害発生状況」について

　兵庫労働局（局長：金刺 義行）では、このたび、兵庫県内の「令和4年 労働災害発生状況」 を取りまとめましたので公表します。
　令和4年1月から12 月までの労働災害による死亡者数（以下「死亡者数」という。）は、全産業で33人となり、前年の40 人と比べて7人減少（17.5％減）し、3年ぶりに減少しまし た。一方、休業4日以上の死傷者数（以下「死傷者数」という。）は、11,788 人で、前年と比 べて5,821 人、97.6%の増加となり、3年連続増加しました。
　 なお、新型コロナウイルス感染症へのり患（以下「コロナ」という。）による死亡者数は1人、 死傷者数は6,658 人であり、死傷者数は、コロナを除いても5,130 人で、前年の5,091 人と 比べて 39 人の増加（＋0.8％）となっています。

　今年度は、労働災害の減少に向け、令和5年4月に策定した「兵庫第14 次労働災害防止推 進5か年計画」（令和5年度から令和9年度の5年間）の初年度として、建設現場等における足 場等の高所からの墜落・転落災害、陸上貨物運送事業において多発している荷役作業中の災害 の防止対策の徹底、小売業及び社会福祉施設で多発している労働者の作業行動が起因して発生 する転倒や腰痛等（行動災害）による労働災害防止を図るための意識啓発を通じた自主的な安全衛生活動の普及・定着等を重点に取り組んでいきます。

兵庫県内の「令和4年 労働災害発生状況」について[PDF形式：1.89MB]