ES(エントリーシート)は通過したのに一次面接が通らなかったら、がっかりしますよね。
面接練習をする中で、「一次面接がなかなか通らない!」という人には、いくつかの共通点が見られます。
では、どのような点に気を付けたら良いのでしょうか。
いくつかのポイントをお伝えします。
面接のとき、暗い表情でいたら、面接官にどんな印象を与えるでしょうか。
「具合が悪いのかな?」「面接に来たくなかったのかな?」など、心配をさせてしまうかもしれませんね。
大切なのは「笑顔」です。
ご自分のやる気や良いところを、笑顔で伝えましょう。
笑顔が苦手な方は、鏡を見ながら「失礼いたします」「本日はよろしくお願いいたします」と言う練習をしてみましょうね。
「相手の目を見て話しましょう」とよく言いますが、これは「聞いてほしい」という意思表示でもあります。
ところが、ずっと下を向いていて、目が合わないとなると・・・
表情は見えないし、声も届きづらいし、気持ちは伝わりにくいですね。
相手の目を見ると話しにくい、という場合は、たとえば鼻の辺りなど、目の近くを見ると良いでしょう。
複数の面接官がいる場合は、主に質問してくれる面接官に視線を合わせますが、ほかの面接官が頷いたりこちらを見たりしたタイミングで、その方に少し目線を移動させても良いです。
ただ、あまりあちこちを見ると落ち着かない印象になるので、適度に自然に行いましょうね。
声が小さくて聞こえなければ、話していないも同然・・・
面接では、相手にはっきり聞こえる声の大きさで話しましょう。
面接官までの距離が少し遠いなと感じたら、少し大きめの声で話します。
面接官が身を乗り出したり、耳を向けて聞いたりしている場合は、たいてい声が聞き取りにくい時です。
そんな仕草に気づいたら、声のボリュームを上げましょうね。
ほかにも、清潔感のある身だしなみ、背筋をピンと伸ばすなど、印象アップのために大切なことはたくさんあります。
自分ではなかなか気づきにくいので、一度キャリアセンターや就職課、ハローワークなどでチェックしてもらうと安心ですよ。
挨拶が済んで、椅子に座りました。いよいよ質疑応答が始まります。
第一印象はクリアできても、話す内容はやっぱり大切。
ここでは、面接官に伝わらない残念な話し方を3つ挙げます。
もしかしたら耳が痛いかもしれませんが・・・、前向きに役立てていただけると嬉しいです。
ESを丸々暗記して、そのまま話す。
少し言い間違えただけで「もう一度最初から話してよいでしょうか」という人までいると、ある面接官から聞いたことがあります。
・・・ちょっと待ってください。
「それ、すでに書いてありますよ。もう読みましたよ。」と面接官が思っていることに気づきましょう。
質問への応答は1分~1分半(300~450字)が目安。
面接の場では、ESに書き切れなかったエピソードや自分の思いを織り交ぜて、話を膨らませて応答しましょう。
ESと全く違う志望動機を話したとしたら・・・
「あれ?別の人?」
「ほかの会社と間違って話している?」
「ESに何を書いたか覚えていない?」
と思われてしまうかも。
面接では、書いて提出した内容に肉付けして答えるのが基本。
あまりにかけ離れた内容にならないように、気をつけましょうね。
例えば
「アルバイトの経験はありますか」という質問に対して、
「はい、あります。」
だけで、終わっていませんか。
あるいは逆に、必要以上に長々と話していないでしょうか。
面接で大切なのは、「面接官が聞きたいことに答える」こと。
面接官は、「どんな壁に当たって、どんな工夫をして、どう乗り越え、どのような力が身についたか」、成長の過程を聞き、自社に合う人物かどうかを確認したいと思っています。
1分~1分半ぐらいの分量で、質問の意図を踏まえた応答を心がけましょう。
応答例を作成しましたので、良かったら参考にしてください。
【応答例】
学習塾で塾講師のアルバイトを3年経験しました。
始めたばかりの頃は、生徒に理解してもらえる教え方ができず苦労しましたが、自分なりに対策を行い、生徒の理解度アップと成績アップに貢献しました。
私が行った対策は2点です。
1点目は、塾講師の先輩がどのように教えているのか、実際に聞いて学ぶ。
2点目は、自分の教え方を先輩にみてもらい、アドバイスをもらう。
この2点の対策を行うことで、自分の教え方に足りなかったポイントに気づき、生徒にとって分かりやすい授業ができるようになりました。
結果として生徒のテストの点数も上がり、生徒と親御さんから大変感謝されました。
この経験を通じて身についたことは、周りの力を借りながら、自分なりに実行し改善する力です。
社会人になり難しい課題に直面した際も、すぐにできないと諦めるのではなく、ひとつひとつの課題に前向きに取り組んでまいります。
面接官が聞きたいことに適切に答えられているかどうか、これはとても大切です。
「もっと知りたい」と興味を持ってもらえるよう、質問の意図をしっかり把握して答えましょう。
面接は、ESに書き切れなかったことをアピールする絶好の場です。
提出したES内容と面接での応答が大幅にズレないよう、面接前には提出内容をしっかり確認しておきましょうね。
判断基準は企業により異なりますが、基本的には次のとおりです。
一次面接が集団面接(グループ面接)という企業も少なくないでしょう。
集団面接は、応募者を効率よく絞り込むために行われます。
基本的なポイントは個人面接と同じですが、自分だけの面接時間ではないことを肝に銘じましょう。
ほかの人が長く話しても、負けずに長く話そうとせず、個人面接と同じく1分~1分半で応答しましょう。
全員が長く話すと、予定されていた質問項目が途中で打ち切られ、伝えたいことを伝えるチャンスを失う可能性があります。
また、ほかの人が話をしているときも気を抜かず、しっかり聞いておきましょう。
「〇〇さんから~~という意見が出ましたが、どう思いますか?」と質問されることもありますよ。
面接で話す内容を、第三者に客観的に聞いてもらうことは、とても有効です。
初めて会う人に理解してもらえる文章になっているかどうか、間違った言葉を使用していないか、わかりにくい点はないか、不要な説明を長々としていないか、逆に必要なことを省略していないかなど、積極的にアドバイスをもらいましょう。
また、面接時に皆さんが緊張していることを、面接官はよく分かっています。
お辞儀のタイミングを間違ったから、言い間違いをしたからといって、それだけで不採用になることは、そうそうありません。
緊張しながらも、相手の目を見て元気にあいさつすることで、「元気な人が来てくれたな、いろいろ聞いてみたいな」と思ってもらえ、良い雰囲気で面接が始まることでしょう。
好印象でスタートできれば、その後の質疑応答もうまくいくことが多いですよ。
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