高さ2メートル未満の作業場所からの墜落・転落災害が多発しています

 県内での労働災害の発生については本年3月以降、前年同期比で増加傾向に転じ、6月末時点でその増加率が10%を超え、9月末に至っては21.5%にまで悪化しております。
 災害の発生状況を分析したところ、「墜落・転落」(昨年同期比+25件)、「転倒」(同+19件)による災害の増加が目立つところとなっており、特に墜落・転落災害については、管内事業場で発生した全数109件の内、90件が高さ2メートル未満の作業場所からの墜落となっており、内1件は高さ約1メートルの脚立からの墜落による死亡災害となっております。
 高さが2メートル以上の場所で作業を行う場合は、法令により手すりを設けたり、墜落制止用器具の使用が義務付けられるところである上、高さに対する恐怖感から当事者の危険意識も高まりますが、高さが2メートル未満(特に1メートル前後)の場所での作業については、当事者の危険意識も甘くなりがちで、安易な作業方法を採ってしまうことが災害増加の原因であると考えられます。
 下記に今年度、発生した典型事例を紹介させていただきますので、ご自身の事業場の現場や事務所内において、同様の作業を行っていないか点検していただくとともに、事業場内で働くすべての方に、墜落災害に対する危険意識の向上を促していただきますようお願いします。





 

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