■労働基準監督官に興味のある方へ
■労働基準監督官とは
労働基準監督官は、厚生労働省に所属する国家公務員です。
「国家公務員」と聞くと全国転勤のイメージがありますが、各都道府県労働局で採用試験を行っているため、基本的に採用された労働局がある都道府県内で勤務します。このため、国家公務員ではありますが、採用当初から地域に定着・密着して業務を行うことになります(異動の時期は後述します)。
福井労働局、県内の労働基準監督署では、福井県出身者はもちろん、多くの県外出身(主に関西)の労働基準監督官が活躍しています。
労働基準監督官の使命は、「労働条件確保・向上、働く人の安全や健康の確保を図ること」です。
労働基準監督官は、労働相談や各種情報を元に、製造業、建設業、サービス業問わず、全ての業種の企業に立ち入り、法に定める賃金・労働時間や安全衛生に関する基準などが守られているかを調査し、必要な指導を行います。
また、法違反を是正しないなどの重大・悪質な事案に対しては、司法警察官として、取調べなどの任意捜査や、捜索・差押えなどの捜査を行い、検察庁への送検を行います(いわゆる書類送検です)。
このほか、働く人からだけでなく、企業から感謝されることもあります。事業主からの相談を聞いて、仕事に関連したトラブルの未然防止や解決、よりよい労働環境・作業環境となるようアドバイスを行います。
このように、法律違反を指摘するだけでなく、司法警察官としての権限行使も行いますが、いかにして改善してもらうか、いかにして改善された内容を根付かせるかこそが、労働基準監督官としての腕の見せ所です。
福井労働局では、一つ一つの事案に集中して取り組むことができるため、企業や働く人との信頼関係を築きながら、丁寧できめ細やかな指導を行い、よりよい労働環境を実現していくことができます。
労働法が専門でない方もご安心ください。充実の研修体制でサポートしているため、理系の方も多く活躍しており、 採用試験も 「法文系」と「理工系」 に分かれています。
労働基準監督官は、
●働く人や事業主からの相談を聞いて、労働環境の改善を進める。
●企業を違った角度から見ることができる。
非常にやりがいのある仕事です。
また、福井県は幸福度No.1(4回連続)だけでなく、社長輩出率もNo.1(38年連続)、共働き率は60%でNo.1(全国平均48.8%)という特徴もあります。
労働という観点からも、よりよい福井県となるため、あなたも是非一緒に働きませんか?
■労働基準監督官のやりがい・おもしろさ
●いろんな会社に行き、いろんな人と、いろんな話をするため、常に新鮮。
監督指導を行う企業の業種も様々。働く人(労働者)を雇用している全ての企業が対象であるため、常に新鮮であり、広い視野を持った人間になれます。
●自分が指導を行った結果を、直接感じることができる。
給料の不払いや、賃金不払残業(いわゆるサービス残業)の解消など、自分が仕事を行った結果が見えやすいため、やりがいやモチベーションアップにつながります。
●個人プレーだけど、チームプレー。
基本的には1人で行動することが多い職種です。ただし、困難な事案には複数で対応したり、監督署の監督官全員で法違反の有無や指導の方向性を検討したりと、組織的な対応を行います。
■「福井で」労働基準監督官になるということは
全国には約410万の事業場(本社、支店、工場などを含めた数)があり、約5,300万人が働いています。
福井県の事業場は約4万と全国の1%程度ですが、それでも約42万人もの方が働いており、福井労働局の下に4つの労働基準監督署があります。
労働基準監督官として採用された場合、 労働基準監督署または労働局で勤務 します。
業種も多様であり、漁業や林業などの1次産業から、繊維関連や精密機械製造業、世界に誇る鯖江のメガネや伝統産業、原子力発電所と非常に様々なので、監督官としてのキャリアをしっかりと積むことができます。


福井労働局にいる監督官は約40人(女性は約20%)ですが、お互いの知識・経験を生かしながら、少数精鋭ならではの強い連携で、効率的・効果的に業務を遂行することができます。
以前、悪質な事案について、強制捜査(いわゆるガサ入れ)を行いましたが、そのときは各監督署から応援に来てもらい、福井労働局全体の監督官が力を合わせて捜査を行いました。顔見知りの監督官が多いからこそ、緊密な連携を図ることができ、捜査もスムーズに進めることができました。
また、図のとおり、異動があっても比較的通いやすい位置関係です。
福井労働局なら、自らのワークライフバランスを保ちながら、労働基準監督官として県内の企業で働く人たちを守っていくことができます。
■充実の研修体制で全力サポート
採用後1年間は研修期間として、採用された労働局にて、監督関係業務にかかる基礎的な研修・実地研修(OJT)を行います。
また、この間に労働大学校(研修施設)で実施される中央研修で、全国の新任労働基準監督官が集まり、約3ヶ月間に渡って、労働基準関係法令に関する知識や、安全衛生に関する知識等を十分に習得できるカリキュラムとなっています。
さらに、 福井労働局では、理系・文系にかかわらず、労働法が専門でない方も着実にレベルアップできるよう、特に若手監督官の研修を充実させています。
例えば、福井には物理、数学、建築工学、電気工学を専攻していた監督官がおりますが、皆、第一線で活躍しておりますので、ご安心ください。
【採用1年目】
月1回の実務研修(監督手法、相談・窓口受付、各種賃金計算方法、災害調査等)
【採用2~3年目】
司法実務研修(捜査手法、捜査報告書・供述調書作成時の留意点)
■異動ルール・キャリアパス
採用後2年間は採用された労働局・労働基準監督署で勤務し、その後2年間は他の労働局で勤務します。
他の労働局で勤務することにより、視野が広がり、様々な業種の傾向を知った、監督官になることができます。

■年次有給休暇や育児休業の取得状況
年次有給休暇の取得日数は、国家公務員は14.9日(国家公務員給与等実態調査:人事院)、民間企業は10.1日(就労条件総合調査:厚生労働省)ですが、福井労働局(労働基準行政)の取得日数はこれを上回っており、非常に年次有給休暇が取得しやすい環境です。また、月1日の年次有給休暇取得を促すマンスリー休暇のほか、ゴールデンウイークや夏季休暇など1週間以上の連続休暇取得者も多数います。
女性の育児休業の取得率はもちろん100%であり、職場復帰後も時短勤務を活用する職員もいるなど、出産を理由として退職された方はいません。
また、男性であっても、配偶者出産休暇(2日)、男性の育児参加休暇(5日間)や育児休業を取得することができ、近年は男性の育児休業取得率も100%を達成しています。育児休業を1~3か月取る男性職員もおり、「育児の楽しさ・大変さを知ることができた、妻に対する接し方が変わった」という声も寄せられています(筆者も取得しました)。
このように、 子育て世代になっても働きやすい職場であり、非常にワークライフバランスが取りやすい職種 となっています。
■最後に・・・
いかがでしたか?「福井労働局で」労働基準監督官として働くことについて、イメージいただけたでしょうか?
わからないことがありましたら、福井労働局総務課人事係(0776-22-2655)まで遠慮なく、ご連絡ください。
不安やわからないことはすぐに解消してください!いつでもお待ちしております!!
■一般的な採用スケジュール
過去の合格者数はこちら
3月初旬~3月中旬 受験申込み
6月上旬 労働基準監督官採用試験 第1次試験日
6月末 労働基準監督官採用試験第1次試験 合格発表日
7月初旬 第1次試験合格者向け業務説明会(@福井労働局)
7月中旬 労働基準監督官採用試験 第2次試験日
7月下旬~8月上旬 若手監督官との意見交換会&職場見学会(@福井県内の労働基準監督署)
8月中旬 労働基準監督官採用試験 最終合格発表
8月下旬 福井労働局 採用面接(予定)
10月 内定式
■過去の業務説明会開催状況
※例年、8月にインターンシップを受け入れておりますので、興味のある方は総務課人事係(0776-22-2655)までご連絡ください。
令和4年3月11日 職場体験・見学会
令和4年6月30日 労働基準監督官採用試験第1次試験合格者等説明会
令和4年7月29日 労働基準監督官採用試験第1次試験合格者等職場見学会&若手監督官との意見交換会
労働基準監督官は、厚生労働省に所属する国家公務員です。
「国家公務員」と聞くと全国転勤のイメージがありますが、各都道府県労働局で採用試験を行っているため、基本的に採用された労働局がある都道府県内で勤務します。このため、国家公務員ではありますが、採用当初から地域に定着・密着して業務を行うことになります(異動の時期は後述します)。
福井労働局、県内の労働基準監督署では、福井県出身者はもちろん、多くの県外出身(主に関西)の労働基準監督官が活躍しています。
労働基準監督官の使命は、「労働条件確保・向上、働く人の安全や健康の確保を図ること」です。
労働基準監督官は、労働相談や各種情報を元に、製造業、建設業、サービス業問わず、全ての業種の企業に立ち入り、法に定める賃金・労働時間や安全衛生に関する基準などが守られているかを調査し、必要な指導を行います。
また、法違反を是正しないなどの重大・悪質な事案に対しては、司法警察官として、取調べなどの任意捜査や、捜索・差押えなどの捜査を行い、検察庁への送検を行います(いわゆる書類送検です)。
このほか、働く人からだけでなく、企業から感謝されることもあります。事業主からの相談を聞いて、仕事に関連したトラブルの未然防止や解決、よりよい労働環境・作業環境となるようアドバイスを行います。
このように、法律違反を指摘するだけでなく、司法警察官としての権限行使も行いますが、いかにして改善してもらうか、いかにして改善された内容を根付かせるかこそが、労働基準監督官としての腕の見せ所です。
福井労働局では、一つ一つの事案に集中して取り組むことができるため、企業や働く人との信頼関係を築きながら、丁寧できめ細やかな指導を行い、よりよい労働環境を実現していくことができます。
労働法が専門でない方もご安心ください。充実の研修体制でサポートしているため、理系の方も多く活躍しており、 採用試験も 「法文系」と「理工系」 に分かれています。
労働基準監督官は、
●働く人や事業主からの相談を聞いて、労働環境の改善を進める。
●企業を違った角度から見ることができる。
非常にやりがいのある仕事です。
また、福井県は幸福度No.1(4回連続)だけでなく、社長輩出率もNo.1(38年連続)、共働き率は60%でNo.1(全国平均48.8%)という特徴もあります。
労働という観点からも、よりよい福井県となるため、あなたも是非一緒に働きませんか?
■労働基準監督官のやりがい・おもしろさ
●いろんな会社に行き、いろんな人と、いろんな話をするため、常に新鮮。
監督指導を行う企業の業種も様々。働く人(労働者)を雇用している全ての企業が対象であるため、常に新鮮であり、広い視野を持った人間になれます。
●自分が指導を行った結果を、直接感じることができる。
給料の不払いや、賃金不払残業(いわゆるサービス残業)の解消など、自分が仕事を行った結果が見えやすいため、やりがいやモチベーションアップにつながります。
●個人プレーだけど、チームプレー。
基本的には1人で行動することが多い職種です。ただし、困難な事案には複数で対応したり、監督署の監督官全員で法違反の有無や指導の方向性を検討したりと、組織的な対応を行います。
■「福井で」労働基準監督官になるということは
全国には約410万の事業場(本社、支店、工場などを含めた数)があり、約5,300万人が働いています。
福井県の事業場は約4万と全国の1%程度ですが、それでも約42万人もの方が働いており、福井労働局の下に4つの労働基準監督署があります。
労働基準監督官として採用された場合、 労働基準監督署または労働局で勤務 します。
業種も多様であり、漁業や林業などの1次産業から、繊維関連や精密機械製造業、世界に誇る鯖江のメガネや伝統産業、原子力発電所と非常に様々なので、監督官としてのキャリアをしっかりと積むことができます。


福井労働局にいる監督官は約40人(女性は約20%)ですが、お互いの知識・経験を生かしながら、少数精鋭ならではの強い連携で、効率的・効果的に業務を遂行することができます。
以前、悪質な事案について、強制捜査(いわゆるガサ入れ)を行いましたが、そのときは各監督署から応援に来てもらい、福井労働局全体の監督官が力を合わせて捜査を行いました。顔見知りの監督官が多いからこそ、緊密な連携を図ることができ、捜査もスムーズに進めることができました。
また、図のとおり、異動があっても比較的通いやすい位置関係です。
福井労働局なら、自らのワークライフバランスを保ちながら、労働基準監督官として県内の企業で働く人たちを守っていくことができます。
■充実の研修体制で全力サポート
採用後1年間は研修期間として、採用された労働局にて、監督関係業務にかかる基礎的な研修・実地研修(OJT)を行います。
また、この間に労働大学校(研修施設)で実施される中央研修で、全国の新任労働基準監督官が集まり、約3ヶ月間に渡って、労働基準関係法令に関する知識や、安全衛生に関する知識等を十分に習得できるカリキュラムとなっています。
さらに、 福井労働局では、理系・文系にかかわらず、労働法が専門でない方も着実にレベルアップできるよう、特に若手監督官の研修を充実させています。
例えば、福井には物理、数学、建築工学、電気工学を専攻していた監督官がおりますが、皆、第一線で活躍しておりますので、ご安心ください。
【採用1年目】
月1回の実務研修(監督手法、相談・窓口受付、各種賃金計算方法、災害調査等)
【採用2~3年目】
司法実務研修(捜査手法、捜査報告書・供述調書作成時の留意点)
■異動ルール・キャリアパス
採用後2年間は採用された労働局・労働基準監督署で勤務し、その後2年間は他の労働局で勤務します。
他の労働局で勤務することにより、視野が広がり、様々な業種の傾向を知った、監督官になることができます。

■年次有給休暇や育児休業の取得状況
年次有給休暇の取得日数は、国家公務員は14.9日(国家公務員給与等実態調査:人事院)、民間企業は10.1日(就労条件総合調査:厚生労働省)ですが、福井労働局(労働基準行政)の取得日数はこれを上回っており、非常に年次有給休暇が取得しやすい環境です。また、月1日の年次有給休暇取得を促すマンスリー休暇のほか、ゴールデンウイークや夏季休暇など1週間以上の連続休暇取得者も多数います。
女性の育児休業の取得率はもちろん100%であり、職場復帰後も時短勤務を活用する職員もいるなど、出産を理由として退職された方はいません。
また、男性であっても、配偶者出産休暇(2日)、男性の育児参加休暇(5日間)や育児休業を取得することができ、近年は男性の育児休業取得率も100%を達成しています。育児休業を1~3か月取る男性職員もおり、「育児の楽しさ・大変さを知ることができた、妻に対する接し方が変わった」という声も寄せられています(筆者も取得しました)。
このように、 子育て世代になっても働きやすい職場であり、非常にワークライフバランスが取りやすい職種 となっています。
■最後に・・・
いかがでしたか?「福井労働局で」労働基準監督官として働くことについて、イメージいただけたでしょうか?
わからないことがありましたら、福井労働局総務課人事係(0776-22-2655)まで遠慮なく、ご連絡ください。
不安やわからないことはすぐに解消してください!いつでもお待ちしております!!
■一般的な採用スケジュール
過去の合格者数はこちら
3月初旬~3月中旬 受験申込み
6月上旬 労働基準監督官採用試験 第1次試験日
6月末 労働基準監督官採用試験第1次試験 合格発表日
7月初旬 第1次試験合格者向け業務説明会(@福井労働局)
7月中旬 労働基準監督官採用試験 第2次試験日
7月下旬~8月上旬 若手監督官との意見交換会&職場見学会(@福井県内の労働基準監督署)
8月中旬 労働基準監督官採用試験 最終合格発表
8月下旬 福井労働局 採用面接(予定)
10月 内定式
■過去の業務説明会開催状況
※例年、8月にインターンシップを受け入れておりますので、興味のある方は総務課人事係(0776-22-2655)までご連絡ください。
令和4年3月11日 職場体験・見学会
令和4年6月30日 労働基準監督官採用試験第1次試験合格者等説明会
令和4年7月29日 労働基準監督官採用試験第1次試験合格者等職場見学会&若手監督官との意見交換会