先輩職員に聞く
令和2年度任官
宇部労働基準監督署 第一方面 労働基準監督官
今の業務内容を教えてください
具体的には、会社を訪問し、賃金台帳やタイムカードなどの書類や帳簿を確認し、同時に事業主や担当者からの話も聞きながら労働者の労働条件を調査します。
調査の中で法違反等が認められた場合には、事業主に対して文書で是正を勧告することになります。
その他、労働者や事業主から寄せられる相談への対応や、各種届出の受付、働き方改革に関する説明会での説明なども行っています。
仕事にやりがいを感じるときは?
労働基準監督署には、事業主や労働者の方々から様々な労働基準法に関する質問が寄せられます。
事業主から残業代の支払いに関する相談を受けたことがあるのですが、従業員の方を残業させた場合、原則として、事業主は通常の賃金額より割り増して支払わなければならないことが労働基準法で定められています。私は、こうした事業主からの残業代の支払いに関する相談を受けた時、会社側の状況や考えをまずはしっかりと聴き、それを踏まえて自分なりに説明したところ、事業主に納得してもらい、実際に適切な残業代の支払いに結びついた時には、とても達成感がありました。
労働基準監督官を選んだ理由
監督官の仕事で特に興味を持ったのは、例えば会社の機械を使って作業している労働者の方が、作業中その機械に指をはさまれる危険性がある場合には、それを防ぐためのカバーを設置するよう指導する、といったものもあります。会社の外から働く人の安全を守ることができるのも監督官だけだと思い、仕事の重要性を強く感じました。
また、労働基準監督官は一時的に全国転勤します。これまでずっと山口県に住んでいた私にとっては、行ったことのない土地に住めるという新しい経験ができるということも魅力に感じました。
最後にひとことメッセージをお願いします
同じ監督官の先輩の方々には、みんな優しく仕事を教えてもらえますし、楽しい方もたくさんおられて、監督署はとても楽しく仕事ができる職場であると思っています。
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総務部 総務課
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