山形県内で働く人の6割は有所見者
~ 平成27年の職場における定期健康診断結果 ~
山形労働局(局長 相浦亮司)は、常時50人以上の労働者を使用する事業者から提出された健康診断結果報告書に基づき、平成27年の定期健康診断実施結果の状況を取りまとめました。
1山形県内における職場の健康診断結果のポイント
(1) 定期健康診断において、何らかの所見があるとされた労働者の割合は、60.2%
(全国平均53.6%)と、全国で6番目となっている。(資料No.1・資料No.3)。
ここ10年間を見ると所見があった労働者の割合は60%前後で横ばい状態にあ
る。(資料No.1)
(2) 検査項目ごとに所見があると診断された労働者の割合をみると、血中脂質が37.
9%(全国平均32.6%)と最も高く、次いで、血圧、肝機能、心電図の順となっ
ている。(資料No.1)
また、脳・心臓疾患に関係する主な検査項目で、血中脂質、血圧、血糖、心電図が、
それぞれ全国平均を上回っている。(資料No.1)
(3) 主要業種別に所見があると診断された労働者の割合をみると、建設業が73.6%
と最も高く、以下、運輸交通業、製造業、保健衛生業となっており、いずれも全国
平均を上回っている。(資料No.2)
一方、商業が主要業種の中で最も低い51.4%で、同業種の全国平均(54.8
%)を下回っている。(資料No.2)
2 山形労働局の対応
山形労働局では、労働者に対する健康診断は事業主の責務であることから「健康診断
結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」に基づく措置を徹底するよう指導を行うとともに、全国労働衛生週間準備期間である9月を「職場の健康診断実施強化月間」と位置付け、健康診断の確実な実施について周知している。
また、事業者及び健康スタッフのために、健康診断の事後措置を含む、労働者のからだと心の健康管理等の総合的な支援を行っている「山形産業保健総合支援センター」(資料No.4)の利用を呼びかけている。
【添付資料】
No.1 健康診断実施結果状況(検査項目別 有所見率(%))【H18-H27】(67KB; PDFファイル)
No.2 主要業種別の有所見率の推移(%)【H23-H27】(66KB; PDFファイル)
No.3 平成27年定期健康診断実施結果(都道府県別)(81KB; PDFファイル)
No.4 山形産業保健総合支援センターのご案内(1570KB; PDFファイル)
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 0 2 3 - 6 2 4 - 8 2 2 3 FAX : 0 2 3 - 6 2 4 - 8 2 3 5