ベストプラクティス企業意見交換会
~ 荷主企業と運送事業者との意見交換 ~
 
令和6年11月12日、岐阜労働局長(千葉登志雄)は、11月の過重労働解消キャンペーンの取組のひとつとして、自動車運転者の長時間労働の削減に積極的に取り組んでいる荷主企業及び運送事業者のベストプラクティス(※)企業を訪問し、具体的な取組事項について紹介を受けたほか、意見交換を行いました。また、この意見交換会には岐阜運輸支局長も参加しました。
※ ベストプラクティス:課題の克服や問題解決のためのすぐれた実践例、優良事例
 
荷主企業、運送事業者と意見交換をする千葉局長
 
荷主企業 運送事業者
大王製紙株式会社
可児工場
ダイオーロジスティクス株式会社
中部支店
 
【主な取組事項】
① 他社貨物との混載によるスイッチ輸送の実施
② パレット出荷の促進による荷の積込時間の短縮及び作業負荷の軽減
③ 積込倉庫の集約による多箇所積込の改善及びバースの増設
④ トラック予約システムの活用による車両入場から積込開始までの時間短縮
⑤ 中継拠点の設置による運行距離の短縮
 
取組事項について説明を受けた後、出席者全員で、集約した物流倉庫へと移動し、ヤードの視察を行いました。トラック予約システムの利用状況、パレット積載用の梱包が自動化によりされる状況を確認するほか、実際の積込作業としてパレット積みの状況及び、バラ積みの状況をそれぞれ確認しました。
 
パレット積みの状況を確認する千葉局長
 
岐阜労働局長は、『県内にある企業の多くは「モノ」を出荷し又は受け取る荷主企業にも該当すると考えられる。今回紹介いただいた取組事項を参考とし、荷主企業と運送事業者との相互協力のもと、自動車運転者の労働時間削減のための取組の推進を加速させることで、すべての労働者が安心・安全に仕事に打ち込むことができる職場環境づくりの醸成につなげていただくことを祈念する。』と話し、ベストプラクティス企業との意見交換会を終了しました。

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