令和7年度第1回山口県介護施設SAFE協議会を開催しました

令和7年9月4日(木)

 山口労働局は、令和7年9月4日、転倒災害等の行動災害の減少を目的とする「令和7年度第1回山口県介護施設SAFE協議会」を開催しました(協議会内容)

 「山口県介護施設SAFE協議会」は、転倒、腰痛等の労働災害が増加傾向にある介護施設について、管内のリーディングカンパニー、地方公共団体、関係団体等を構成員として、令和5年度から開催しているもので、構成員等が取り組んでいる労働災害防止に向けた好事例を同業種に周知することなどにより、労働安全衛生に対する機運醸成を推進することを目的としているものです。


山口労働局健康安全課長の挨拶


 事務局から労働災害発生状況や取組好事例等の説明(説明資料)を行った後、日本労働安全衛生コンサルタント会山口支部の松永支部長から「整理・整頓で転倒防止を」との演題で、5S活動の大切さなどについて講演をいただきました。

日本労働安全衛生コンサルタント会山口支部の松永支部長の講演

 意見交換では、構成員の企業からは、「腰痛予防のため、機器等を利用した“持ち上げない介護”の取組を山口県内でも始めている」、「転倒、腰痛等の防止のための体操の実施を呼びかけている」などのご意見を発表していただきました。
    山口大学大学院の奥田教授より、労働災害防止の機運醸成のため、労働局でまとめた労働災害事例等は広く共有を図る必要がある等のご意見をいただきました。また、山口県理学療法士会の小寺理事からは、腰痛は動作方法の誤りで発生することもあるため、正しい動作方法を学んでほしいこと、専門家の運動指導に要した費用はエイジフレンドリー補助金の対象となることにつき、ご意見をいただきました。
 
 最後に、産業カウンセラーの山根美代子様より、カスタマーハラスメント等の職場のハラスメント対策に係る講演をいただききました。

山根美代子様のハラスメント対策に係る講演

   山口労働局としては、高年齢労働者の就業機会が増加するなか、介護施設の職場で労働災害防止活動に積極的に取組んでいただくため、労働災害発生防止のための周知啓発資料の作成や現場視察、専門家講演などのイベントを検討してまいります。

※山口県介護施設SAFE協議会構成員(アドバイザー含む)

 

 

 

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