当所は、平成16年3月1日に1市7町2村が合併して誕生した佐渡市を管轄しており、面積は855㎢、人口は53,477人(令和2年6月末現在)である。
佐渡市は、本州から直線距離で34km離れた島で、海岸線は280km、北部を大佐渡山脈(最高峰は金北山1,172m)、南部には小佐渡山脈が互いに平行に走り、その中に田園地帯の国仲平野が広がり、東京23区の約1.4倍の広さの日本一の離島である。
本州とは、両津~新潟、小木~直江津の2航路で結ばれており、両津~新潟間は離島航路では最大のカーフェリー(所要時間2時間30分)とジェットフォイル(同1時間5分)が就航している。
豊かな自然の恵みを受け農林水産業が盛んで、コシヒカリ、おけさ柿、乾椎茸、佐渡牛、カキ、ブリ、マグロ、加工品では日本酒などが有名である。
また、高山植物、カンゾウ、金銀山、佐渡おけさ、鬼太鼓、能などの観光資源や伝統文化が豊かな島で、平成30年6月までに347羽のトキが放鳥され、野生下で誕生したトキ同士のペアによるヒナの巣立ちが確認されるなど県内外から注目されており、年間約50万人の観光客の今後の増加が期待されている。
佐渡市の高齢化率は41.6%(令和2年3月31日現在)と県平均の32.4%より高い地域となっており、人口も新規高卒者の進学や就職で島外流出が続き減少傾向にある。
なお、就業者数は29,087人で、第一次産業5,862人(20.2%)、第二次産業4,885人(16.8%)、第三次産業18,248人(62.7%)となっている。
事業所数は3,761所で、建設業415所(11.0%)、製造業229所(6.1%)、卸売・小売業960所(25.5%)、宿泊業・飲食サービス業476所(12.7%)等となっている。
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