長崎の雇用失業情勢（令和6年3月）

　3月の有効求人倍率（季節調整値）は前月より0．01ポイント下回る1．19倍となり、2か月振りに1．1倍台となった。 　有効求人数（季節調整値）は前月比で1．9％減となり、有効求職者数（季節調整値）は1．3％減となった。
　新規求人数（原数値）は前年同月と比較すると5．9％減となり、前年同月比3か月連続で減少した。
　新規求職者数（原数値）は、前年同月と比較すると8．7％減となり、前年同月比2か月連続で減少した。

1,求人・求職の動き

　　今月の新規求人数は9,593人で、前年同月を604人(▲5.9％)下回り、前年同月比3か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求人は4.9％減少し、パート求人は7.5％減少した。
　月間有効求人数は28,352人で、前年同月を1,528人(▲5.1％)下回り、前年同月比5か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみるとフルタイム求人は3.4％減と2か月連続で減少し、パート求人は7.9％減と5か月連続で減少となった。
　新規求職者数は5,453人で、前年同月より521人(▲8.7％)下回り、前年同月比2か月連続で減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は447人(▲12.3％)減少し、パート求職者は74人(▲3.2％)減少となった。
　月間有効求職者数は23,102人で、前年同月より540人(▲2.3％)減少し、4か月振りに減少した。
　これを雇用形態別にみると、フルタイム求職者は523人(▲3.7％)減少し、パート求職者は17人(▲0.2％)減少となった。

2,産業別新規求人の動き

運輸業（10.5%）、製造業（3.2%）で前年同月を上回った。 一方、飲食店、宿泊業（▲22.3%）、建設業（▲11.6%）、サービス業（▲11.6%）で前年同月を下回った。


3,紹介・就職の動き

　　紹介件数は5,766件で、前年同月を703件(▲10.9％)下回り、前年同月比3か月連続で減少した。
　就職件数は2,527件で、前年同月を324件(▲11.4％)下回り、前年同月比2か月連続で減少した。
　なお、雇用保険受給者の就職件数は560件で、前年同月より124件(▲18.1%)減少した。