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労働基準部
事業場における取組事例

始業時点呼の充実で、事故が激減

新光運輸(有)・宮崎陸運(有)

トップの決意
   事故防止は、本人や家族のためであること、石油という商品は、細心の注意を払って運搬しなければならないものであることから、何よりも先ず「安全第一」をモットーに仕事に取り組むことが大切である。
 また、事故防止、サービスの向上のためには、「優れた人材」の育成が大切である。
目標
   事故防止と優れた人材の育成
具体的な実施事項
 
始業点呼の充実
 
・1人KY・ヒヤリハットの実施
 それぞれの運行場所が違うことから、作業者全員にそれぞれの運行経路・作業内容に基づきKY・ヒヤリハットを実施させている
  ・日々の安全標語の策定と周知
社員研修会の実施(毎年10月)
事故事例勉強会の実施(月1回以上)
 他事業場の事例も含め、災害の原因・対策について勉強会を実施している。
無事故表彰制度
 家族の協力があっての無災害であるので、副賞は家族に喜ばれる電化製品である。
タコグラフ等による運行状況の把握と指導
取組の重点と実施後の効果
 
交通事故が激減した。
会社に対する無謀運転等についての苦情の電話は皆無である。
会社の概要
新光運輸(有)
宮崎陸運(有)
本社 宮崎市
総資本金 6000万円
従業員 100人
車両台数 100台

ボディカラーを黄色に一新
 地域社会に安全をアピール

矢野運輸(株)

トップの決意
   みんなが幸せに安定した生活を送るためには安全は絶対のもの。そのためには決められたルールを徹底して守る。
 企業のトップが、安全に対して、徹底的に取り組むという姿勢を見せなければ、現場で働く人たちの共感を得られない。
目的
   「無謀運転」の防止と「思いやり運転」の励行
具体的な実施事項
 
車体の色を目立つ黄色に統一
 
黄色は昼でも夜でも相手によく認識される(接触事故の防止)。
ドライバーが周囲から見られていることを認識する(無謀運転の防止)。
ナンバープレートわきに車体固有番号を表示する(無謀運転の防止)。
始業時の個別点呼
 
運行指示に基づく、日常点検の有無、健康・服装チェック等の実施
「かも運転」を実践するためのKYT(危険予知)の実施
終業点呼前の5分の洗車
 1日のうち3分の1以上をすごす車にいたわりや感謝の気持ちを持つことが、「思いやり運転」につながる。
無事故表彰制度
 副賞は家族旅行等である。
タコグラフ等による運行状況の把握と指導
取組の重点と実施後の効果
 
会社に無謀運転等についての苦情の電話が寄せられたが、ドライバーと1対1で根気強く、「安全運転は、会社のためでなく、自分や家族とためである。」という理念に基づき、ドライバーが納得するまで原因や再発防止について話し合いを重ねた。
現在は、苦情の電話はなく、「道を譲ってもらった。」「運転マナーがいい。」などの感謝の電話が増え、会社のイメージアップに貢献している。
自動車保険の保険料率は、マイナス65%となった。
会社の概要
矢野運輸株式会社
本社 宮崎市
資本金 4000万円
従業員  118人
車両台数 117台

 
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