労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年5月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月ぶり減少した。新規求人数は前年同月比で、主要産業において、医療・福祉は増加し、建設業、製造業、運輸業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として10ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

5月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.3%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.0%減少した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.67倍で、前月より0.04ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.36倍となり、前年同月より0.03ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は7,782人で、前年同月に比べ24.4%減少した。うちパートを除く求人は5,384人で同28.2%減少しパートタイムの求人は2,398人で同14.5%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、医療・福祉が2.3%増加し、建設業が21.5%、製造業が20.2%、運輸業が15.9%、卸売・小売業が5.0%、飲食店・宿泊業が40.1%、サービス業(他に分類されないもの)が46.7%ともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,453人で、前年同月に比べ8.3%減少した。うちパートを除く求職者は6,291人で同7.3%減少し、パートタイムの求職者は2,162人で同11.4%減少した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は3ヶ月ぶりで減少し、離職者は12ヶ月連続の減少、無業者は15ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は104人で前年同月に比べ23.5%減少し、 事業主都合離職者は1,541人で2.0%増加、自己都合退職者は2,874人で11.2%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,720人で、前年同月に比べ7.3%減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は32.2%で、前年同月比で0.4ポイント上回った。