令和3年12月9日 岩手労働局長建設現場安全パトロール

令和3年12月9日(木)

 岩手労働局長(稲原 俊浩)は、年末年始に向けて慌ただしくなる時期に加え、積雪・凍結による作業環境の悪化などにより、労働災害の多発が懸念されることから、盛岡市内の建設現場の安全パトロールを実施しました。
 今回の安全パトロールは、年末年始に向けて慌ただしくなる時期に加え、積雪・凍結による作業環境の悪化などにより、労働災害の多発が懸念されることから、労働災害を防止するという強い決意を示すとともに、労働災害防止への気運の醸成を図っていくことを目的としています。
 パトロールを行った現場は、
   施工者:清水建設・菱和建設特定建設工事共同企業体
   工事名:盛岡南公園野球場(仮称)整備事業(建設業務)
   所在地:盛岡市永井7地割16-2外
    工事の詳細はこちら→(盛岡南公園野球場(仮称)整備事業HPへ)

 
パトロールにあたっての、現場の概要説明

 
現場状況の説明を受ける労働局長

 
球場スタンド建築作業の安全確認を行う労働局長

 
球場スタンド建築作業の墜落防止対策の安全確認を行う労働局長

 
現場事務所において、現場職員に対し、講評を行う労働局長

パトロール後の岩手労働局長の講評の概要
 この現場は鉄骨造りを中心とした野球場の建築工事現場であり、屋内工事、屋外工事が並行して、高所作業や多くの建設重機、移動式クレーン作業が日々行われております。高所からの墜落・転落防止対策、重機との接触災害防止対策、荷の飛来・落下防止対策については、十二分にご配慮していただきたいと思います。
 岩手県内の建設業における労働災害は、11月末までの速報値で、死傷者数は 216人で、前年同期比で20人、10.2%の増加となり、死亡者数は8人で、前年同期比で5人の大幅な増加となっています。事故の型別の発生状況を見ると、死亡災害、休業災害とも墜落・転落災害が一番多く発生しています。
 12月1日から「いわて年末年始無災害運動」が展開されております。これから、年末年始の慌しい時期を向かえ、また、寒冷な季節に入って凍結・積雪等の自然要因も加わり、さらに労働災害が発生する危険性が高まりますので、作業場所・通路等の除雪・融雪の実施、滑りにくい靴の着用、滑りやすい箇所の見える化などについて、冬季特有災害の防止に一層のご留意を願いたいと思います。
 死亡労働災害ゼロはもちろんのこと、ゼロ災害を目指していただき、無事故、無災害で工事が完了いたしますよう、御祈念申しあげます。

その他関連情報

情報配信サービス

〒020-8522  盛岡市盛岡駅西通1丁目9番15号 盛岡第2合同庁舎

Copyright(c)2000-2011 Iwate Labour Bureau.All rights reserved.