厚生労働省 石川労働局

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一般健康診断項目の改正について
~平成20年4月1日から施行~

改正の主旨

  • 定期健康診断においては、高脂血症や高血圧、糖尿病など脳・心臓疾患等の業務関連疾患につながる所見を有する労働者が増加していること。
  • 業務によって生じた脳・心臓疾患により労災認定される件数(平成18年度355件)が、近年、高止まりになっていること。
  • 中高年の男性を中心に肥満者の割合が増加傾向にあるが、肥満者の多くは、糖尿病、高血圧、高脂血症等の危険因子を複数併せ持ち、これらの危険因子が重なるほど、作業関連疾患である脳・心臓疾患を発症する危険が増大することが医学的に判明していること。

改正の内容

1.一般健康診断項目の追加・変更(平成19年7月6日改正)
 1)腹囲を追加
 2)総コレステロールから低比重リポ蛋白(LDL)コレステロールへ変更

2.省略基準の策定と変更(平成19年7月6日改正)
 1)腹囲の省略基準

  • 40歳未満(35歳を除く。)は医師の判断により省略可
  • 妊娠中の女性その他の者であって、その腹囲が内臓脂肪の蓄積を反映していないと診断されたもの
  • BMIが20未満である者
  • 自ら腹位を測定し、その値を申告した者(BMIが22未満である者に限る。)

 2)尿等の省略基準(血糖検査を受けた者については、医師の判断に基づき省略可)を削除

3.健康診断個人票の様式改正(平成19年7月6日改正)
 1)健康診断個人票(雇入時)様式第5号(第51条関係)(1)
 2)健康診断個人票(定期)様式第5号(第51条関係)(2)(表面)(裏面)
 3)海外派遣労働者健康診断個人票(派遣前・派遣後)様式第5号(第51条関係)(3)

新旧対照表   労働安全衛生法における健康診断の新旧項目


【旧】 【新】
診察等 問診(既往歴及び業務歴の調査)
(喫煙歴及び服薬歴)
※1
身体計測(身長) ●1 ●1
      (体重)
      (腹囲)
●2 ※2 注)
視力
聴力
自覚症状及び他覚症状の有無の検査
血圧
胸部エックス線検査
喀痰検査 □1 □1
貧血検査 ヘマトクリット

血色素量 ●2 ●2
赤血球数 ●2 ●2
肝機能
検査
GOT ●2 ●2
GPT ●2 ●2
ガンマ-GTP ●2 ●2
血中脂質
検査
血清総コレステロール ●2
血清トリグリセライド ●2 ●2
HDLコレステロール ●2 ●2
LDLコレステロール
●2
血糖検査 空腹時血糖 ●2 ●2
ヘモグロビンA1c (□2) (□2)
尿検査 蛋白
●3
潜血

心電図検査
●2 ●2

○ :必須項目
□ :医師の判断に基づき選択的に実施(40歳~74歳)
□1:胸部エックス線検査により病変及び結核発病のおそれがないと診断された者について医師の判断に基づき省略可
□2:血糖検査については、ヘモグロビンA1cで代替も可(平成10年12月15日 基発第697号)
●1:20歳以上の者については、医師の判断に基づき省略可
●2:35歳及び40歳以上の者については必須項目(それ以外の者については、医師の判断に基づき省略可)
●3:血糖検査を受けた者については、医師の判断に基づき省略可
※1:喫煙歴及び服薬歴については、問診等で聴取を徹底する旨通知
※2:測定の省略基準(●2に加えて、・妊娠中の女性その他の者であって、その腹囲が内臓脂肪の蓄積を反映していないと診断されたもの・BMIが20未満である者・自ら腹囲を測定し、その値を申告した者(BMIが22未満である者に限る。))を策定
注):簡便な測定方法を通知予定(後日)






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