製造業の労働災害をなくそう!

 製造業は多種多様であり、製造するものも千差万別で、金属製品、機械製品、電子部品、自動車関連から食料品まで多岐にわたります。

 多様な製造業において発生する労働災害は、機械によるはさまれ・巻き込まれ災害が最も多くなっています。

 また、通路等での転倒災害や荷取扱い中の動作の反動災害など、ちょっとした原因で起こる労働災害も多く発生しています。

 設備(機械)の対策と人の対策を徹底し、製造業における労働災害を防止しましょう。

製造業の労働災害発生状況


 

製造業における労働災害防止対策 

  • ア 機械の危険部分への覆いの設置等によるはさまれ・巻き込まれ等防止対策の実施
  • イ 機能安全を活用した機械設備安全対策の推進
  • ウ 作業停止権限等の十分な権限を安全担当者に付与する等の安全管理の実施
  • エ 高経年施設・設備の計画的な更新、優先順位を付けた点検・補修等の実施
  • オ 製造業安全対策官民協議会で開発された、多くの事業場で適応できる「リスクアセスメントの共通化手法」の活用等による、自主的なリスクアセスメントの実施

機械の対策

 機械災害は、機械のエネルギーが大きいことから、はさまれ・巻き込まれ等により身体部位の切断・挫滅等の重篤な災害や死亡災害につながることが多いのが特徴です。

 機械による災害を撲滅するためには、「安全な機械を、安全に設置して、安全に使うこと」が重要で、メーカー、据付業者、ユーザーの事業者、労働者のすべてが「安全な機械とはなにか」について理解する必要があります。 
 

機械のリスク低減3原則(機械安全の基本的な考え方)
詳しくは、厚生労働省ホームページ「機能安全による機械等の安全確保について」をご覧ください。
 

はさまれ・巻き込まれ災害対策

 はさまれ・巻き込まれによる死亡災害は機械に起因するものが約9割を占めています。

 原因としては、機械運転中に手を出してしまう、安全装置が不十分であった、決めたことが守られない、危険予知が十分ではない等があげられます。

 チェックリストを活用して、危険がないかチェックしてみましょう!

(画像をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます。1ページ,798KB)
製造業における労働災害防止のためのチェックリスト   

(画像をクリックすると、PDFファイルがダウンロードできます。2ページ,1MB)
はさまれ・巻き込まれ災害をなくそう!リーフレット

転倒災害防止対策

 転倒災害は、すべての職場で発生する可能性があります。

 職場での転倒の危険性は、働くすべての人が問題意識を持って原因を見つけ、対策をとることで減らすことができます。

 日頃から意識して転倒災害を防止しましょう!

 詳しくは、「STOP!転倒災害プロジェクト」をご覧ください。

ころばないだるま(群馬労働局STOP転倒災害キャラクター)
 

動作の反動・無理な動作災害(腰痛災害)防止対策

 腰痛の発生は、荷物の持ち上げ、腰をひねるなどの不自然な 姿勢のほか、寒さや冷え、転倒時等の瞬間的負荷、さらには年齢や体格、基礎疾患などいろいろな要因があります。
 
 厚生労働省では「職場における腰痛予防対策指針」を策定し、重量物を取り扱う事業場や福祉・医療分野における介護・看護作業などへの啓発・指導を行っています。

 詳しくは、「職場における腰痛予防対策について」をご覧ください。

腰痛のピクトさん

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