今治労働基準監督署では，平成28年8月4日に，繊維製品製造業における労働災害防止対策等説明会を開催しました。

　本説明会は，当署管内の労働災害が2年連続で増加しており，特に製造業で増加が顕著であることから，製造業に対する労働災害防止対策の一環として実施したものです。繊維工業・繊維製品製造業で発生した休業4日以上の労働災害は，対前年比で88％の大幅増の15件となり，また，過去10年間で最も多い件数となっています。

　説明会では，安全衛生管理体制の整備，転倒災害防止対策，交通労働災害防止対策，荷役作業における労働災害防止対策，熱中症予防，ストレスチェック制度の導入などについて説明を行い，更なる安全衛生活動の推進をお願いしました。また，最低賃金や労働時間，年次有給休暇などの制度説明を行いました。

　今治労働基準監督署では，第12次労働災害防止計画に基づき，平成28年の休業4日以上の労働災害を177件以下（前年比14．1％減），死亡災害ゼロを目標として取り組みを行っておりますが，本年7月末現在において，全産業の労働災害発生件数が＋7件（対前年比＋7．4％増），死亡災害が1件発生しており，増加傾向が続いていることから，労働災害増加警報を出して安全管理の点検をお願いしているところです。

　各事業場におきましては，今後のゼロ災害を目標に，より一層の安全衛生管理活動の推進をお願いします。

≪説明会の様子≫

 

≪説明会資料≫

・今治労働基準監督署　労働災害防止計画と労働災害発生状況の推移（平成28年3月末日現在）

・今治労働基準監督署　平成28年労働災害発生状況（平成28年7月末日現在）

・警報：今治監督署管内の労働災害は増加を続けています

 

≪参考情報　リンク先≫

○職場のあんぜんサイト

○転倒災害防止対策

○交通労働災害防止対策

○荷役労働災害の防止（荷主等の皆様へ

○ストレスチェック制度

○こころの耳