【浜田監督署】熱中症予防対策などの徹底を図るため、集中的な監督指導を実施しました!
平成29年7月18日
浜田労働基準監督署管内(浜田市、江津市、邑智郡)の建設業では、平成28年に3件の死亡労働災害(出張作業を含む)が発生しており、また、例年、夏場には熱中症による労働災害が多数発生しています。
このため、建設工事現場における労働災害防止対策の徹底、特に「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」(別添参照)を周知して、熱中症予防対策の徹底を図ることを目的として、6月1日(木)から16日(金)までの16日間、管内の建設工事現場に対して集中的な監督指導を実施しました。
今般、その結果を取りまとめましたので公表します。
≪監督指導結果のポイント≫
1 平成29年6月1日(木)から平成29年6月16日(金)までの16日間に、
管内の建設工事現場のうち、28現場の52事業場に対して、監督指導を実施。
2 熱中症予防対策が不十分であったのは、23現場(82.1%)。主な内容は次のとおり。
(1) 暑さ指数(WBGT値)を把握していない…21現場(75%)
(2) 定期的に水分・塩分を摂取するための飲料水等を備え付けていない…9現場(32.1%)
(3) 睡眠不足や前日の飲酒等の日常の健康管理を実施していない…7現場(25%)
3 何らかの労働安全衛生法違反が認められたのは、16現場(57.1%)の27事業場(51.9%)。法令違反の主な内容は次のとおり。
(1) 元請事業者の下請事業者に対して行うべき措置に関する違反…10現場(35.7%)
(2) 墜落防止措置に関する違反…7現場(25%)の8事業場(15.4%)
(3) 安全な通路の確保に関する違反…4現場(14.3%)の5事業場(9.6%)
監督指導結果の詳細は下記PDFをご参照ください。