死亡労働災害の急増を受けて、集中的な監督指導を実施しました!
平成28年12月21日
浜田労働基準監督署管内(浜田市、江津市、邑智郡)では、建設業の死亡労働災害は、平成26年5月14日以来発生がなかったところですが、本年9月27日(出張作業中の災害)、10月24日、10月26日と約1か月間で3件の死亡災害が発生するという非常に深刻な事態となっています。
また、年末に向けて、建設工事が集中し、さらに寒冷下での作業となること等により、労働災害が発生するリスクが高まることが懸念されます。
これらのことから、浜田労働基準監督署では、12月2日(金)から12日(月)までの11日間、管内の建設工事現場に対して集中的な監督指導を実施しました。
今般、その結果を取りまとめましたので公表します。
≪監督指導結果のポイント≫
1 12月2日(金)から12日(月)までの11日間、管内の建設工事現場のうち、16現場の28事業場に対して、監督指導を実施。
2 何らかの労働安全衛生法違反が認められたのは、12現場(75%)の23事業場(82.1%) 。
3 特に重大な違反や重篤な災害につながるおそれのある2現場(12.5%)の5事業場(17.9%)に対して、作業停止命令等の行政処分を行った。
4 法令違反の主な内容は次のとおり。
(1) 元請事業者の下請事業者に対して行うべき措置に関する違反…9現場(56.3%)
(2) 墜落防止措置に関する違反…5現場(31.3%)の6事業場(21.4%)
(3) 重機との接触防止に関する違反…3現場(18.8%)の3事業場(10.7%)
監督指導結果の詳細は下記PDFをご参照ください。
◎ 建設工事現場に対する監督指導結果(191KB; PDFファイル)