平成29年度 岡山労働局安全衛生労使専門家会議を開催しました 〔平成30年2月6日〕
〈会議の概要〉
平成25年から平成29年までの第12次労働災害防止推進計画の推進状況の報告をおこないました。報告を踏まえ、労働災害増加の背景要因、健康確保に対する課題について協議を行い、次期計画の策定に向け、労働現場や安全衛生に詳しい専門家から、様々な意見が出されました。
意見交換の様子
<安全衛生専門家から出された主な意見>
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本質安全化が難しい作業については、踏み込んだ検討を行わず、労働者の注意力だけに頼る対策が目立つ。
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安全マニュアルが形骸化しており、現場で活用しきれていないものが多く見受けられる。
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有資格者による作業でも災害が多く発生しているケースが確認されているため、資格者に対する能力向上教育・再教育が必要。
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管理職が現場の実情を把握するため、パトロールを繰り返し行うこと。的確な指示を行うために能力を向上させることが必要。
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若年者の労働災害が増加しているが、充分な安全教育がないままに、現場に配属され、いろいろな業務を行っていることが背景要因の一つ。
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女性・高齢者の労働人口が増加しているため、設備面も含め対策、配慮が重要。
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熱中症予防には、休憩の取得の必要性を理解してもらうなど、労働衛生教育が必要。
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 086-225-2013