岡山労働局における医療分野の「雇用の質」の向上のための取組について
平成22年6月に閣議決定された「新成長戦略」の中で、医療・介護・健康関連産業は日本の成長牽引産業として位置付けられ、勤務環境や処遇の改善により医療・介護従事者を確保し、質の高い医療・介護サービスを安定的に提供できる体制を整備することとされました。
この閣議決定を受け、厚生労働省では、看護業務が健康で生き甲斐をもって能力を発揮し続けられる職業となり、就業先として魅力あるものとなるよう、平成23年度から、勤務環境の改善に向けて取り組んできたところです。岡山労働局においても、平成23年度に「看護師等の『雇用の質』の向上のための企画委員会」を設置し、関係機関とも連携を図りつつ、看護師等の「雇用の質」の向上のための取組を進めてきました。
平成25年度2月、厚生労働省では、これまでの取組をさらに充実・強化するためには、医師、看護職員、薬剤師など幅広い医療スタッフを含めた医療機関全体で「雇用の質」の向上に取り組むことが重要であるとの認識のもと、「医療分野の『雇用の質』の向上プロジェクトチーム報告」を取りまとめました。これを受けて岡山労働局でも、平成25年度から、これまでの企画委員会を「医療分野の『雇用の質』の向上のための企画委員会」とし、医療機関全体の勤務環境改善に向けて取り組むこととしました。
このページでは、岡山労働局における、医療分野の「雇用の質」の向上のための取組について、その推進状況をご紹介します。
<平成25年度>
○ 医療分野の「雇用の質」の向上のための企画委員会の設置について
開催状況
2回(平成25年9月、11月)開催しました。
○ 研修会の開催について
「医療機関が全体として取り組むワーク・ライフ・バランス」をテーマに県内の医療機関を対象とした研
修会を、平成26年1月28日に開催しました(参加者191人)。
研修会では、岡山労働局雇用均等室からワーク・ライフ・バランスについて説明した後、二つの病院か
ら取組事例の発表、特別講演をしていただきました。
平成25年度 医療分野の「雇用の質」の向上のための研修会プログラム
<平成24年度>
○ 看護師等の「雇用の質」の向上のための企画委員会の設置について
開催状況
2回(平成24年5月、12月)開催しました。
○ 研修会の開催について
県内の医療機関を対象とした研修会を、病院関係者等179人の参加のもと、平成25年3月に開催しました。(研修会の様子)
研修会においては、岡山労働局から法令等の説明を行ったほか、岡山県医療推進課から施策等の説明を行っていただきました。
また、県内の2つの病院より取組事例の発表を行っていただきました。
(プログラム)
(アンケート結果)
○ リンク
<平成23年度>
○ 看護師等の「雇用の質」の向上のための企画委員会の設置について
構成団体等
社団法人岡山県医師会、一般社団法人岡山県病院協会、公益社団法人岡山県看護協会、岡山県保健福祉部医療推進課、岡山労働局職業安定部職業対策課、岡山労働局雇用均等室、岡山労働局労働基準部監督課
開催状況
2回(平成23年11月、12月)開催しました。
○ 研修会の開催について
県内の医療機関を対象とした研修会を、病院関係者等181人の参加のもと、平成24年2月に開催しました。
研修会においては、岡山県医療推進課から施策や取組の説明を行っていただきました。
また、研修会に先立ち、医療機関を対象とした自主点検を実施しており、岡山労働局監督課より法令及び自主点検結果の説明を行いました。
さらに、県内の2つの病院より取組事例の発表を行っていただきました。
・ 岡山県下の看護職員確保対策の現状
・ 病院における労働条件の実態及び課題
・ 取組事例発表
(お問合せ先) 岡山労働局 労働基準部 監督課 TEL:086-225-2015