「賃金引上げの際の同一労働同一賃金の観点を踏まえた対応等」及び「公正な採用選考の実施」について
~県内の6経済団体へ小城長崎労働局長が要請を行いました~
<要請概要>
「賃金引上げの際の同一労働同一賃金の観点を踏まえた対応等」
大企業を中心に賃金引上げの動きがある中、今後は、全体の約7割(本県では約9割)を占める中小企業・小規模事業者の労働者とともに、パート・有期雇用労働者、派遣労働者等の非正規雇用労働者に、賃金引上げの流れを波及させていくことが重要であり、賃金引上げに取り組む際には、正規雇用労働者と非正規雇用労働者との間の均衡のとれた待遇を確保していくため、非正規雇用労働者について同一労働同一賃金の観点を踏まえた対応にお取り組みいただくようお願いいたします。
なお、厚生労働省ホームページでは「賃金引き上げ特設ページ」を開設しておりますので、 こちらもご活用ください。
「公正な採用選考の実施」
長崎労働局では、就職採用選考の際、応募者の基本的人権を尊重し、広く応募者に門戸を開くとともに、適正・能力に基づいた採用選考を行う公正な採用選考システムの確立が図られるよう周知・啓発を継続しています。
しかしながら、依然として面接等選考の場面においては、採用担当者のみならず企業トップクラスにおいても、本人の適性・能力とは直接関係のない「本籍・出生地」や「家族」に関することを聞くなど、就職差別につながる「おそれ」のある事象が発生している状況にあることから、公正採用選考の趣旨をあらためてご理解いただき、「公正採用選考人権啓発推進員」の適切な配置、推進員や企業のトップクラスに対して労働局やハローワークが行う研修会への積極的な参加、各企業内での周知により、各企業における就職の機会均等に向けた取組みが一層推進されるようお願いいたします。
令和5年4月18日 長崎県商工会連合会 | 令和5年4月18日 長崎県経営者協会 |
令和5年4月20日 長崎県中小企業団体中央会 | 令和5年4月21日 長崎県商工会議所連合会 |
令和5年4月21日 一般社団法人長崎県建設業協会 | 令和5年4月24日 長崎県工業会連合会 |