チャレンジアンダー2,000みえ特設ページ(第1回)
【第一回 1月号テーマ】
1 チャレンジアンダー2,000みえについて
2 交通労働災害の防止について
3 年間安全衛生管理計画の作成について
1 チャレンジアンダー2,000みえスタート
(1)推進運動の趣旨
【第13次労働災害防止計画のねらい】
県内の労働災害の発生状況を見ると、死亡災害は、1961年(昭和36年)の132人をピークに、増減を繰り返しながらも減少し、2015年(平成27年)には過去最少の16人となりました。しかしながら、死亡災害は本来はあってはならないもので、三重労働局第13次労働災害防止計画(以下「13次防計画」)でも、引き続き「死亡災害ゼロ」の実現を目指します。
死傷災害(休業4日以上)は、1980年(昭和55年)の7,762人をピークにおよそ4年から5年の間隔で約1,000人ずつ確実に減少してきました。2000年(平成12年)には3,000人を下回りましたが、以降、減少傾向に鈍化が認められ、昨年までは実に18年間にわたって2,000人台にととまっています。13次防計画では、「アンダー2,000」の早期達成を目指します。
【働き方改革との関係】
企業において、過重労働の解消や少子高齢化の進展に伴う労働力不足に対処するため、個々の労働者が抱える事情に合わせた働き方の導入など「働き方改革」が求められます。
労働者が安全に安心して働くことのできる職場は、労働者のモラール(士気)が向上し、労働生産性の向上に資するものです。経営首脳者の皆様には、労働災害防止を経営事項として捉え、強いリーダーシップを発揮することが期待されます。
○三重労働局第13次労働災害防止計画(PR版リーフレット)
【今年アンダー2,000を目指す理由】
上記のように、三重労働局第13次労働災害防止計画では「アンダー2,000」の早期達成を目指しています。ともすれば5か年計画中に実現すればとの考えに陥るかもしれませんが、「あってはならない労働災害」ですから1日も早い早期実現が必要です。
三重労働局では、13次防計画の2年目に「アンダー2,000」を行政目標の大きな柱の一つに据えて、労働災害防止の運動を展開します。
(2)推進運動のすすめかた
「チャレンジアンダー2,000みえ」を展開するためには、皆様方、経営首脳者の強いリーダーシップのもと各事業場において労使協力のもと自主的な労働災害防止活動を展開していただく必要があります。そのために、三重労働局では、「チャレンジアンダー2,000みえ」としていくつかのメニューを提唱させていただきます。
そのために、これから1年間の「実施要領」を作成させていただきました。
○チャレンジアンダー2,000みえ実施要領(作成中)
〇 チャレンジアンダー2000みえチラシ(表面)
〇 チャレンジアンダー2000みえチラシ(裏面)
推進運動の中身としては、従前から行っていただいている「①年間安全衛生管理計画の確実な実施」です。これは三重労働局や各労働災害防止団体を通じて用紙を配布させていただいておりますが、この活動を今一度見直していただいて、有用な計画の作成と確実な計画の実施をお願いするものです。
2つ目は、新しい取り組みとして「チャレンジアンダー2,000みえ推進トライアル」を実施します。7月1日から9月30日までの3か月間で、労働災害0を目指して各事業場で活動を行っていただきます。
その前段として7月2日に三重県総合文化会館で各事業場の安全管理者、衛生管理者等に参集いただいて「チャレンジアンダー2,000みえ推進大会(仮称)」を開催します。
「チャレンジアンダー2,000みえ推進トライアル」の具体的な実施要項については4月以降にお知らせさせていただきます。
3つ目は、三重労働局のホームページで「チャレンジアンダー2,000」推進運動特設ページを新設し、労働災害防止について様々な有用な記事を毎月掲載していきます。具体的な予定は次の(3)のとおりです。
4つ目は、「チャレンジアンダー2,000みえ」ロゴマークに各事業場や各災害防止団体で目標を掲げていただき、各職場で活用いただく運動も展開します。
以上の活動は、三重労働局と三重県内の各種災害防止団体と連携しながら展開します。
(3)チャレンジアンダー2,000みえホームページ特集予定
「チャレンジアンダー2,000みえ」特設ページの月別掲載記事の予定です。労働災害防止について様々な有用な記事を毎月掲載していきます。
掲載月 | 月別テーマ |
1月 | 1 チャレンジアンダー2,000みえスタート 2 交通労働災害の防止(三重県交通労働災害防止大会の開催) 3 年間安全衛生管理計画の作成と実施 |
2月 | 1 冬のSTOP!転倒災害キャンペーン |
3月 | 1 機械災害(はさまれ、まきこまれ災害)対策 |
4月 | 1 平成30年労働災害発生状況(確定) |
5月 | 1 企業参加型「チャレンジアンダー2,000みえ推進トライアル」の 準備 2 夏のSTOP!転倒災害キャンペーン |
6月 | 1 全国安全週間準備月間(チャレンジアンダー2,000みえ月間) 2 チャレンジアンダー2,000みえ推進運動参加企業の募集 |
7月 | 1 チャレンジアンダー2,000みえ推進大会の開催 2 全国安全週間 3 墜落転落災害防止強調月間 4 熱中症予防対策 |
8月 | 1 労働災害防止と働き方改革の推進 |
9月 | 1 全国労働衛生週間準備期間 2 腰痛防止対策 |
10月 | 1 全国労働衛生週間 2 三重県産業安全衛生大会の開催 3 チャレンジアンダー2,000みえ推進トライアル達成企業の受付 |
11月 | 1 過重労働防止対策(脳心臓疾患、精神疾患を防止) 2 各地区産業安全衛生大会 |
12月 | 1 チャレンジアンダー2,000みえ推進トライアル達成企業のHP 紹介 2 墜落災害防止強調月間 3 年末・年始労働災害防止対策 |
1月 | チャレンジアンダー2,000みえ推進運動結果 |
2 交通労働災害の防止(三重県交通労働災害防止大会の開催)
(1)交通労働災害の防止について
交通労働災害防止のポイントをまとめたリーフレットを下記のPDFファイルのとおり三重労働局で作成しました。ご自由にご活用ください。
○ 三重県内における交通労働災害の現状(リーフレット)(表面)
○ 三重県内における交通労働災害の現状(リーフレット)(裏面)
(2)三重県交通労働災害防止大会~STOP!交通労災 安全大会~
の開催について
本年度からスタートした第13次労働災害防止計画において「死亡災害ゼロ」及び「死傷災害アンダー2,000」を目標に災害防止の取り組みを推進していますが、平成30年は、特に交通労働災害について、10月末日現在のデータで前年同月比で33.3%の大幅な増加となり、業種別では建設業283.3%、運輸交通業で28.6%、第3次産業では21.3%の増加を示し憂慮すべき状況にあります。
そのため三重労働局では、三重県下の労働災害防止団体等と協調し、各事業場における交通労働災害の防止の推進を図るため、下記のとおり「三重県交通労働災害防止大会 ~STOP!交通労災 防止大会~」を開催することとなりました。
つきましては、事業主及び交通労働災害防止の管理者等の積極的な参加をいただきますようお願いいたします。
記
日 時 平成31年1月17日(木)14時00分~16時30分まで
場 所 三重県総合文化センター 生涯学習センター 視聴覚室
定 員 130人(定員になり次第締め切ります)
内 容 ○あいさつ【三重労働局長】
○県内の交通労働災害の現状と交通労働災害防止ガイドラインに
ついて【三重労働局労働基準部長】
○講演「交通事故情勢と交通事故防止対策について」
【三重県警察本部交通部交通企画課 警部】
○講演「プロのプライド」
【(株)モビリティランド 鈴鹿サーキット交通教育センター所長】
申し込み方法 事前に下記申込書に必要事項を記入の上、郵送又はFAX
で申し込みください
〇三重県交通労働災害防止大会は申し込み多数で締め切らせていただきました
3 年間安全衛生管理計画の作成と実施
事業主のみなさまには、過去1年間における労働安全衛生活動を検証していただき、これからの1年間の活動計画を立てていただき活動を推進していただきますようお願いいたします。
みなさまには、管轄の労働基準監督署もしくは労働災害防止団体から標記様式を送付申し上げております。
下記のとおり、業種に応じて5種類の様式を用意いたしましたので、ご活用いただき、期日までにご提出をいただきますようお願い申し上げます。
〇 平成31年度年間安全衛生管理計画のページへ
この記事に関するお問い合わせ先
労働基準部 健康安全課 TEL : 059-226-2107