労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成20年10月の県内の概況

新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月連続で増加した。新規求人数は前年同月比で、主要産業別で、医療・福祉で増加したが建設業、製造業、運輸業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、サービス業(他に分類されないもの)で減少したため、全体として15ヶ月連続で減少した。

・求人倍率の動向

10月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ5.5%減少し、有効求職者数(季節調整値)は0.7%増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.56倍で、前月より0.04ポイント下回った。正社員における有効求人倍率は0.34倍となり、前年同月より0.08ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は8,381人で、前年同月に比べ19.3%減少した。うちパートを除く求人は5,496人で、同22.2%減少し、パートタイム求人は2,885人で同13.2%減少した。

主要産業別に前年同月比でみると、医療・福祉が4.5%増加し、建設業が27.5%、製造業が38.8%、運輸業が13.0%、卸売・小売業が25.5%、飲食店・宿泊業が2.9%、サービス業(他に分類ないもの)が23.6%ともに減少した。

・求職の動向

新規求職者は8,657人で、前年同月に比べ2.4%増加した。うちパートを除く求職者は,6,595人で同2.2%増加し、パートタイムの求職者は2,062人で同3.2%増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者と離職者は2ヶ月連続の増加、無業者は3ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は124人で前年同月に比べ11.7%増加し、 事業主都合離職者は1,517人で7.7%増加、自己都合退職者は2,995人で2.3%減少した。

・就職の動向

就職件数は2,960人で、前年同月に比べ3.5%減少した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は34.2%で、前年同月比で2.1ポイント下回った。