労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成19年6月の県内の概況

　新規求職者数を前年同月比でみると、2ヶ月ぶりに減少した。新規求人数は前年同月比で、建設業、製造業で減少したが、運輸業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、医療・福祉、サービス業(他に分類されないもの)で増加したため、全体として2ヶ月ぶりに増加した。

・ 求人倍率の動向

　6月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ4.1%増加し、有効求職者数(季節調整値)は0.5%減少した。
　この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0.86倍で、前月に比べ0.04ポイント上回った。正社員有効求人倍率は0.39倍となり、前年同月より0.01ポイント上回った。

・ 求人の動向

　新規求人(パートを含む。)は10,206人で、前年同月に比べ2.7%増加した。うちパートを除く求人は7,265人で同2.4%増加し、パートタイムの求人は2,941人で同3.4%増加した。
　 主要産業別に前年同月比でみると、建設業が6.4%、製造業が19.2%減少し、運輸業が7.1%、卸売・小売業1.7%、飲食店・宿泊業が26.0%、医療・福祉が12.3%、サービス業(他に分類されないもの)が14.2%増加した。

・ 求職の動向

　新規求職者は7,790人で、前年同月に比べ7.7%減少した。うちパートを除く求職者は5,790人で同9.7%減少し、パートタイムの求職者は2,000人で同1.4%減少した。
　新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は30ヶ月ぶりの減少で、離職者は2ヶ月ぶりの減少、無業者は4ヶ月連続減少となった。また、離職者のうちの定年退職者は95人で前年同月に比べ15.2%減少、 事業主都合離職者は1,340人で 8.5%減少、自己都合退職者は2,666人で5.6% 減少した。

・ 就職の動向

　就職件数は2,916人で、前年同月に比べ1.3%減少した。
　新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は37.4%で、前年同月比で2.4ポイント上回った。