平成19年度 脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について 【労災補償課】
担
当 |
課 長 永 田 文 夫
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主任労災監察官 菊 池 芳 裕
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電 話 045-211-7355
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神奈川労働局報道発表 (平成20年5月23日)
今般、平成18年度の神奈川労働局における「脳血管疾患及び虚血性心疾患等(「過労死」等事案)の労災補償状況」及び「精神障害等の労災補償状況」がまとまった。
1 「過労死」等事案の労災補償状況 (別添資料【表1‐1~4、図1‐1~4】のとおり)
・ 請求件数は76件であり、前年度に比べ21件(38.2%増)の増加・ 支給決定件数は31件であり、前年度に比べ2件(6.9%増)の増加
・ 業種別の支給決定件数は、「運輸業」が最も多く、次いで「製造業」が多い。
・ 職種別の支給決定件数は、「生産工程・労務作業者」が最も多く、次いで「運輸・通信従事者」が多い。
・ 年齢別の支給決定件数は50~59歳が最も多い。
【表1-1】 脳・心臓疾患(「過労死」等事案)の労災補償状況
年度 | 平成15年度 | 平成16年度 | 平成17年度 | 平成18年度 | 平成19年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | |||||||
脳・心臓疾患 | 請求件数 (全国) | 742 | 816 | 869 | 938 | 931 | |
決定件数 (全国) | 708 | 669 | 749 | 818 | 856 | ||
うち支給決定件数 | 314 | 294 | 330 | 355 | 392 | ||
請求件数 (神奈川) | 48 | 41 | 54 | 55 | 76 | ||
決定件数 (神奈川) | 37 | 42 | 36 | 56 | 64 | ||
うち支給決定件数 | 17 | 22 | 17 | 29 | 31 |
注) 1 「過労死」等事案(9号事案(その他の業務に起因する疾病))の脳.・心臓疾患について集計したもの。
2 決定件数は、当該年度に請求されたものに限るものではない。
3 支給決定件数は、決定件数のうち業務上として認定した件数である。
【図1-1】 脳・心臓疾患(「過労死」等事案)の労災請求・決定件数の推移(全国・神奈川局)
表1-2 業種別支給決定件数一覧(脳・心臓疾患)
(件)
年度 | 脳・心臓疾患(全国) | 脳・心臓疾患(神奈川) | ||
---|---|---|---|---|
業種 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
農業・林業・漁業・鉱業 | 0 | 3 | 0 | 0 |
製 造 業 | 39 | 74 | 6 | 6 |
建 設 業 | 37 | 50 | 2 | 3 |
運 輸 業 | 97 | 101 | 10 | 9 |
卸売・小売業 | 74 | 65 | 4 | 5 |
金融・保険業 | 4 | 1 | 0 | 0 |
教育、学習支援業 | 8 | 9 | 0 | 1 |
医療、福祉 | 9 | 15 | 0 | 0 |
情報通信業 | 8 | 6 | 0 | 0 |
飲食店、宿泊業 | 19 | 21 | 1 | 1 |
その他の事業 (上記以外の事業) |
60 | 47 | 6 | 6 |
合計 | 355 | 392 | 29 | 31 |
注) 1 業種については、「日本標準産業分類」により分類している。
2 「その他の事業(上記以外の事業)」に分類されているのは、不動産業、他に分類されない
サービス業などがある。
【図1-2】 業種別支給決定件数構成比(脳・心臓疾患)
【表1-3】 職種別支給決定件数一覧(脳・心臓疾患)
(件)
年度 | 脳・心臓疾患(全国) | 脳・心臓疾患(神奈川) | ||
---|---|---|---|---|
職種 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
専門的・技術的職業従事者 | 44 | 71 | 1 | 5 |
管理的職業従事者 | 53 | 51 | 4 | 0 |
事務従事者 | 49 | 33 | 7 | 5 |
販売従事者 | 37 | 43 | 0 | 2 |
サービス職業従事者 | 25 | 29 | 2 | 0 |
運輸・通信従事者 | 90 | 93 | 8 | 8 |
生産工程・労務作業者 | 44 | 57 | 6 | 10 |
その他の職種 (上記以外の職種) |
13 | 15 | 1 | 1 |
合計 | 355 | 392 | 29 | 31 |
注) 1 職種については、「日本標準産業分類」により分類している。
2 「その他の職種(上記以外の職種)」に分類されているのは、保安職業従事者、農林
漁業作業者などである。
【図1-3】 職種別支給決定件数構成比(脳・心臓疾患)
【表1-4】 年齢別支給決定件数一覧(脳・心臓疾患)
(件)
年度 | 脳・心臓疾患(全国) | 脳・心臓疾患(神奈川) | ||
---|---|---|---|---|
年齢 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
29歳以下 | 11 | 16 | 1 | 2 |
30~39歳 | 64 | 54 | 3 | 1 |
40~49歳 | 104 | 115 | 8 | 10 |
50~59歳 | 141 | 163 | 14 | 13 |
60歳以上 | 35 | 44 | 3 | 5 |
合計 | 355 | 392 | 29 | 31 |
【図1-4】 年齢別支給決定件数構成比(脳・心臓疾患)
2 精精神障害等の労災補償状況 (別添資料【表2‐1~4、図2‐1~4】のとおり)
・ 請求件数は74件であり、前年度に比べ13件(21.3%増)の増加
・ 支給決定件数は26件であり、前年度と同数
・ 業種別の支給決定件数は「製造業」・「医療、福祉」が多い。
・ 職種別の支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」が最も多い。
・ 年齢別の支給決定件数は30~39歳が最も多い。
【表2-1】 精神障害等の労災補償状況
(件)
年度 | 平成15年度 | 平成16年度 | 平成17年度 | 平成18年度 | 平成19年度 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
区分 | |||||||
精神障害等 | 請求件数 (全国) | 447 | 524 | 656 | 819 | 952 | |
決定件数 (全国) | 340 | 425 | 449 | 607 | 812 | ||
うち支給決定件数 | 108 | 130 | 127 | 205 | 268 | ||
うち自殺 (未遂含む) | 請求件数 (全国) | (122) | (121) | (147) | (176) | (164) | |
決定件数 (全国) | (113) | (135) | (106) | (156) | (178) | ||
うち支給決定件数 | (40) | (45) | (42) | (66) | (81) | ||
精神障害等 | 請求件数 (神奈川) | 30 | 39 | 49 | 61 | 74 | |
決定件数 (神奈川) | 21 | 47 | 23 | 50 | 76 | ||
うち支給決定件数 | 10 | 17 | 5 | 26 | 26 | ||
うち自殺 (未遂含む) | 請求件数 (神奈川) | (4) | (10) | (16) | (10) | (14) | |
決定件数 (神奈川) | (3) | (11) | (10) | (13) | (11) | ||
うち支給決定件数 | (2) | (4) | (3) | (6) | (6) |
注) 1 精神障害等事案(9号事案(その他の業務に起因する疾病))について集計したもの。
2 決定件数は、当該年度に請求されたものに限るものではない。
3 支給決定件数は、決定件数のうち業務上として認定した件数である。
【図2-1】 精神障害等の労災請求・決定件数の推移(全国・神奈川局)
【表2-2】 業種別支給決定件数一覧(精神障害等)
(件)
年度 | 精神障害等(全国) | 精神障害等(神奈川) | ||
---|---|---|---|---|
業種 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
農業・林業・漁業・鉱業 | 2 | 0 | 0 | 0 |
製 造 業 | 38 | 59 | 3 | 5 |
建 設 業 | 19 | 33 | 2 | 1 |
運 輸 業 | 20 | 24 | 2 | 1 |
卸売・小売業 | 20 | 41 | 6 | 4 |
金融・保険業 | 5 | 13 | 0 | 1 |
教育、学習支援業 | 7 | 8 | 0 | 0 |
医療、福祉 | 27 | 26 | 4 | 5 |
情報通信業 | 13 | 11 | 2 | 0 |
飲食店、宿泊業 | 10 | 6 | 2 | 1 |
その他の事業 (上記以外の事業) |
44 | 47 | 5 | 8 |
合計 | 205 | 268 | 26 | 26 |
注) 1 業種については、「日本標準産業分類」により分類している。
2 「その他の事業(上記以外の事業)」に分類されているのは、不動産業、他に分類
されないサービス業などがある。
【図2-2】 業種別支給決定件数一覧(精神障害等)
【表2-3】 職種別支給決定件数一覧(精神障害等)
(件)
年度 | 精神障害等(全国) | 精神障害等(神奈川局) | ||
---|---|---|---|---|
職種 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
専門的・技術的職業従事者 | 60 | 75 | 5 | 9 |
管理的職業従事者 | 24 | 18 | 0 | 0 |
事務従事者 | 34 | 53 | 2 | 6 |
販売従事者 | 14 | 29 | 4 | 1 |
サービス職業従事者 | 17 | 10 | 2 | 4 |
運輸・通信従事者 | 16 | 22 | 2 | 1 |
生産工程・労務作業者 | 33 | 60 | 9 | 5 |
その他の職種 (上記以外の職種) |
7 | 1 | 2 | 0 |
合計 | 205 | 268 | 26 | 26 |
注) 1 職種については、「日本標準産業分類」により分類している。
2 「その他の職種(上記以外の職種)」に分類されているのは、保安職業従事者、農林
漁業作業者などである。
【図2-3】 職種別支給決定件数一覧(精神障害等)
【表2-4】 年齢別支給決定件数一覧(精神障害等)
(件)
年度 | 精神障害等(全国) | 精神障害等(神奈川) | ||
---|---|---|---|---|
年齢 | 平成18年度 | 平成19年度 | 平成18年度 | 平成19年度 |
29歳以下 | 39 | 67 | 5 | 7 |
30~39歳 | 83 | 100 | 9 | 9 |
40~49歳 | 36 | 61 | 5 | 8 |
50~59歳 | 33 | 31 | 4 | 2 |
60歳以上 | 14 | 9 | 3 | 0 |
合計 | 205 | 268 | 26 | 26 |
【図2-4】 年齢別支給決定件数構成比(精神障害等)