令和4年4月重点 【自主的な安全衛生活動等の推進】
Ⅰ 自主的な安全衛生活動等を推進するために、安全衛生管理計画の作成、実施、評価及び改善を進めましょう。
事業場における安全衛生活動を進めるには計画的な取組が必要です。「安全衛生管理計画」は、労働災害防止を主眼とした安全衛生管理活動を効果的に実施していくうえでの指針として非常に重要であり、この計画の良し悪しが一年の安全衛生管理水準の向上、ひいては労働災害発生の動向を左右すると言っても差し支えありません。
「労働安全衛生マネジメントシステム」では、「計画の策定」とこれに基づく「実施」「評価」「改善」という一連の過程において、継続的な安全衛生管理を自主的に進めることにより、事業場の潜在的な労働災害の危険性を低減するとともに、労働者の健康の増進、快適な職場環境の形成の促進を図ることとされています。
各事業場の課題(評価・改善)を反映した実施可能かつ継続的・計画的な安全衛生管理計画を作成し、経営トップの決意のもと組織を挙げ、安全衛生管理活動を展開していくことが必要です。
安全衛生管理計画を作成しましょう!
安全衛生管理計画を作成する際には、技能講習や特別教育などの受講スケジュールを組みますが、県内の講習予定表は次のとおりです。
令和4・5年 技能講習・特別教育等実施計画
Ⅱ 未熟練労働者・外国人労働者に対する安全衛生教育
4月は、新年度の始まり。新入社員や人事異動により新たな環境で働く方々が増える時期です。また、近年は、未熟練労働者や外国人労働者が増加傾向にあり、これらの労働者が被災する労働災害が増加しています。
未熟練労働者や外国人労働者の災害には、危険に対する感受性が低かった、作業手順や安全のためのルールをよく理解していなかったなどの特徴がみられます。
このような未熟練労働者や外国人労働者の労働災害を防ぐため、厚生労働省では、安全衛生マニュアルや安全衛生教育テキストを作成しております。ぜひ御活用ください。