石川労働局 第13次労働災害防止計画
令和5年1月重点 【高年齢労働者の労働災害防止】
―高年齢労働者の特性に配慮したエイジフレンドリーな職場を目指しましょうー1 高年齢労働者の労働災害発生状況
働く高齢者の増加により、50歳以上の労働者の災害は全体の半数を超え、60歳以上の労働者の災害は3割を占めています。
2 高年齢労働者の労働災害発生率が高い業種
高年齢労働者の労働災害発生率は、ほとんどの業種で5割程度を占めている状況です。(令和3年 年齢別発生状況)
3 高年齢労働者に多い災害の型
高年齢労働者の労働災害では、転倒災害、墜落・転落災害の順で多く発生しています。
4 高年齢労働者の労働災害防止対策
労働災害発生状況から、転倒災害は作業床や通路での「すべり」や「つまづき」により発生しており、墜落・転落災害は階段や段差での「踏み外し」により発生しています。
高年齢になると、見えにくい、バランスが悪くなる、などの身体の変化が発生してくるため、この特性に対応した災害防止対策が必要となります。
厚生労働省では、「高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(通称「エイジフレンドリーガイドライン」(令和2年3月)に基づき、作業改善や作業環境改善等を行い、災害防止対策に取組むよう指導しています。
また、高年齢労働者の労働災害防止に向けた職場改善ツールとして「エイジアクション100(チェックリスト)」が中央労働災害防止協会、厚生労働省から示されています。併せて活用してください。
高年齢労働者に配慮した推奨されるべき職場改善に向けたマニュアルや製造業における改善事例も参考にしてください。(職場改善マニュアル、改善事例集(製造業))