夏季の労働災害防止について

非定常作業

 生産システムの自動化が著しい最近では、機械設備の保守作業やトラブル対処作業など、いわゆる非定常作業における災害が多く発生しています。

 非定常作業は、日常的に反復・継続して行われることが少ないことなどから、作業者が当該作業に習熟していない場合が多いことや、設備および管理面でややもすると事前の検討が十分に行われていないことなどが災害の要因として指摘されています。

 夏季休業中などに非定常作業を行う場合は、厚生労働省から公表されている、化学設備、鉄鋼生産設備及び自動化生産システムのそれぞれについて「非定常作業における安全衛生対策のためのガイドライン」を参考に労働災害の防止を図りましょう。


《安全衛生情報センターへリンク》

感電災害

 感電とは、電気製品や電気設備の不適切な使用、電気工事おいて何かの原因で人体又は作業機械が送電線に引っかかったこと、漏電の発生及び自然災害である落雷等の要因によって人体に電流が流れ、障害を受けることを言います。

 感電災害については、以下の理由により夏季に多発する傾向にあります。
 
  • ・作業者が暑さ等により絶縁用保護具、防護具の使用を怠りがちになること
  • ・軽装により直接皮膚を多く露出することが多いこと
  • ・作業時における注意力が低下しがちであること
  • ・発汗により皮膚自身の電気抵抗や皮膚と充電物との接触抵抗が減少すること

 感電災害は、労働災害の中でも「致死率が高い」災害であり、しっかりとした防災対策を講じる必要があります

感電災害発生状況(H19-R2)

熱中症

 熱中症は適切な管理を行えば防げる災害です。

 「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を参考に、職場における熱中症対策を進めましょう。 

その他関連情報

情報配信サービス

〒371-8567 前橋市大手町2丁目3番1号 前橋地方合同庁舎8・9階
〒371-0854 前橋市大渡町1丁目10番7号 群馬県公社総合ビル9階

©2000 Gunma Labor Bureau.All rights reserved.