八女労働基準監督署管内のメンタルヘルス対策の実施状況を公表

 令和3年1月に八女労働基準監督署管内の労働者数50名以上の事業場134事業場に対し、安全衛生自主点検を行いました。その中で、メンタルヘルス対策の実施状況の結果を公表します。(134事業場のうち、92事業場が回答。回答率70%)
 
 実施状況の結果、ストレスチェック(実施率:98%)は実施しているが、心の健康づくり計画の策定(実施率:9%)メンタルヘルス担当者の選任(実施率:29%)、職場復帰のマニュアルの作成(実施率:13%)等について取り組みが不十分であることがわかりました。労働者の心の健康の保持増進を図るため、下記の資料を参考にご活用ください。

  <資料>
   ・メンタルヘルス対策実施状況の結果(PDF:195KB)


   ・ストレスチェック制度(PDF:425KB)

   ・職場における心の健康づくり(PDF:6,189KB)

   ・職場復帰支援の手引き(PDF:1,827KB) 

   ・心の健康づくり計画(Excel:21KB)

 
〇労働者の心の健康に関する現状〇


 近年、経済・産業構造が変化する中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている労働者の割合が高くなっています。
 
  職場生活での強いストレス等の状況   職業生活における強いストレス等の原因
 
 業務による心理的負荷を原因として精神障害を発症し、あるいは自殺したとして労災認定が行われる事案が近年増加し、社会的にも関心を集めています。

 また、「職場のいじめ・嫌がらせ」は、労働者のメンタルヘルス不調の原因になることもありますが、都道府県労働局、労働基準監督署等に寄せられた相談件数の割合は増加の傾向が見られます。
 
  精神障害等による労災認定件数   いじめ・嫌がらせに関する相談状況の推移
 
 
 このように、事業場において、より積極的に心の健康の保持増進を図ることが重要な課題となっています。

 

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