「えひめ建設安全の日」における県下一斉パトロールが実施されました
令和元年9月10日(火)、建設業労働災害防止協会愛媛支部は、「えひめ建設安全の日」における県下一斉パトロールを実施しました。
当日は、1支部8部会で20現場、パトロール実施者108名により実施されました。
愛媛労働局、松山労働基準監督署からは、「松山自動車道 明神山トンネル」公開現場パトロールに岸労働基準部長、中本健康安全課長、土井産業安全専門官、前川副署長が参加しました。
当トンネル工事では、
1重機災害の防止として、周辺作業員に注意喚起を促すラインレーザーの設置、側面及び後方を運転席モニターで目視することができるパノラマビューの設置、周辺作業員に注意喚起を促す旋回バーの設置、坑内走行ダンプには人を認識すると警報で知らせる人感センサー設置等が実施されていました。
2交通災害の防止として、クラウド型ネットワーク運行支援サービスの導入、ハザードマップの作成と周知、過積載防止対策、バックモニターの設置、石嚙みこみ防止ベルトの設置等が実施されていました。
3熱中症災害の防止として、作業員に空調服の支給、熱中症飴、製氷機、ウォーターサーバーの設置、休憩所に発電機を設置しクーラーの設置、WBGT表示計の設置、ミストファン設置等が実施されていました。
4環境対策としては、砂充填2層式防音扉の設置、散水等が実施されていました。
5その他として、安全・環境管理を主体とした人的要因の確保、AEDの設置、救命講習、避難訓練、消火訓練、安全教育、緊急資材の確保、WEBカメラによるモニタリングを活用した労働時間削減等が実施されていました。
愛媛労働局管内においては、9月10日現在、10人の死亡災害が発生しており、その内の7名が建設業で発生しています。
「えひめ建設安全の日」県下一斉パトロールを契機として、全ての建設現場の労使関係者が一体となった自主的かつ持続的なリスク低減対策を行い、建設現場でこれ以上死傷者を出さないという強い決意を持って各現場で「ゼロ災」達成を目指す取り組みをお願いします。
説明を受けるパトロール参加者
トンネル切羽で説明を受ける岸労働基準部長
この記事に関するお問い合わせ先
愛媛労働局労働基準部健康安全課 TEL : 089-935-5204