「働き方改革」の推進について
○ 取組の背景・目的
労働者の心身の健康確保、仕事と生活の調和、女性の活躍促進等を進めます。
法定労働条件が守られるべきことは当然ですが、これを前提とした上で、 個々の企業において、労使の話し合いを通じて、所定外労働時間の削減、年次有給休暇の取得促進、始業及び終業の時刻の設定の見直し、勤務地や勤務時間等を限定した多様な正社員制度、適正な労働条件の下でのテレワークの普及などの「働き方改革」を進めていくことが求められています。
平成26年6月24日に閣議決定された「『日本再興戦略』改訂2014」では、新たに講ずべき具体的施策として「働き方改革の実現」が掲げられ、また、平成26年11月28日に施行された「まち・ひと・しごと創生法」(平成26年法律第136号)では、基本理念として「仕事と生活の調和を図ることができるよう環境の整備を図ること」などが掲げられています。
○ 千葉労働局における「働き方改革」の推進について
千葉労働局では「働き方改革推進本部」を設置し、企業経営陣への働きかけ・支援、先進的な取組事例の収集、周知等、地域における働き方改革の気運の醸成等を図ります。当面、新成長戦略(平成22年6月閣議決定)で掲げられた、平成32年までに週の労働時間が60時間以上の雇用者の割合を5%まで減らすこと、年次有給休暇取得率を70%とすることを目標とします。
○ 労働時間等の現状
千葉県における1か月当たりの総実労働時間は139.8時間と全国平均(145.5時間)より短くなっているものの、所定外労働時間は10.6時間と全国平均と同水準です(平成25年)。一方、週の労働時間が60時間以上の雇用者の割合は10.2%と全国平均(9.6%)より多く、全国で多い順で5番目となっており、いわゆる「労働時間分布の長短二極化」の傾向がより強くなっています。
年次有給休暇の取得率は全国平均で48.8%で、近年5割を下回る水準で低迷しています。
(詳しくは下記リンクをご覧ください)
平成27年1月15日千葉労働局発表「『働き方改革』の実現に向けて~千葉労働局働き方改革推進本部を設置しました~」(1170KB; PDFファイル)
「働き方・休み方改善ポータルサイト」をご活用ください
厚生労働省「働き方・休み方改善ポータルサイト」では、専用指標によって企業診断ができる「働き方・休み方改善指標」や、「企業における取組事例」などを掲載しています。社員が自らの働き方・休み方を振り返るための診断も行えます。
(リンク)働き方・休み方改善ポータルサイト
「夏の生活スタイル変革」(ゆう活)について
個人のライフスタイルに応じた働き方の実現に向けて、明るい時間が長い夏の間は、朝早くから働き始め、夕方は家族などと過ごせるよう、各企業の実情に応じて可能な範囲で労使の自主的な取組をお願いいたします。
(リンク)「夏の生活スタイル変革について」(厚生労働省ホームページ)