金属材料を熱を利用して接合する加工方法の一つが「溶接」です。
溶接法の中でも、もっとも一般的なのがアーク(電極間の放電)熱を利用して行うアーク溶接です。
適応材種が広い・風の影響を受けにくい・可搬性に優れる等の特徴から、現在でも建築現場、プラント、船舶、車両のように、屋内・屋外問わず広範囲で利用されている溶接方法です。
手溶接の場合は、溶接棒を溶接棒ホルダにはさみ、適正な溶接電流、電圧などを調整して、これを接合する金属材料に接触させるとアークが発生し、溶接棒と金属材料が溶融するので、溶接棒を手で動かす(運棒)ことで溶接を行います。
画像提供: 大阪府立東大阪高等職業技術専門校