あっせん事例

   
     
   

あっせん事例1 整理解雇(労使双方から申請)

会社の一部門が外部業者に業務委託されることになり、その部門で働いていた労働者が整理解雇された。会社は給料1ヶ月分の補償金を支払うつもりはあったが、労働者は100万円の支払を求めていたものである。
あっせんの結果、給料3ヶ月分を支払うことで双方合意した。

 

あっせん事例2 懲戒解雇(労働者からの申請)

無断欠勤や配置転換拒否等を理由として懲戒解雇され退職金の支払がなされなかったが、労働者はそれぞれの事実について誤りがあると主張し、懲戒解雇の撤回と退職金の支払を求めて申請したもの。
あっせんの結果、普通解雇の場合の退職金の約8割を分割で支払うことで双方合意した。

あっせん事例3 解雇(労働者からの申請)

派遣先の業務が減少したことにより採用後6ヶ月で解雇となったが、長期雇用を期待させる発言を派遣元社員から聞いていたため納得できなかった派遣労働者が、30万円の補償を求めて申請したもの。
あっせんの結果、派遣元事業場が15万円を支払うことで双方合意した。

 

あっせん事例4 採用内定取消し(労働者からの申請)

口頭により採用内定を受けたので当時就労していた会社を退職したが、採用されないまま6ヶ月経過しその間他の会社への就職活動もできなかったため、6か月分賃金に相当する120万円の支払を求めて申請したもの。
会社は正式には内定通知を交付していないと主張していたが、あっせんの結果、採用内定と受け取られても仕方のない対応をしていたことを認め、80万円の支払をすることで双方合意した。

 

あっせん事例5 いじめ・嫌がらせ(労働者からの申請)

店長からきつい口調で叱責されることが続いたことにより精神的苦痛を受けて退職したパート労働者が、会社に対して7万円の慰謝料を求めて申請したもの。
会社は店長の対応に問題はなかったと主張したが、あっせんの結果、会社にも落ち度があった可能性を考慮して7万円の支払に応じた。

 

あっせん事例6 損害賠償(労働者からの申請)

加工ミスをした製品の損害賠償として約13万円を請求された労働者が、賠償額の算定方法に納得がいかず約2万円に減額を求めて申請したもの。
加工ミスについて労働者から謝罪がなかったために会社が感情的になって請求していたが、あっせんの結果、損害を受けた実額を再評価して約5万円を労働者が支払うことで双方合意した。

 

あっせん事例7 労働契約(労働者からの申請)

資格を取得すれば年収を600万円にするという約束を会社が履行しなかったとして差額200万円の支払を求めて労働者から申請があったもの。
会社は、資格取得だけが要件でなく能力が一定以上に向上することを条件として約束したものであると主張していたが、あっせんの結果30万円を支払うことで双方が合意した。

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