2.対策の方向性
■ 保育士の「人材確保」を図るための方向性
・「子育て安心プラン」 (平成29年6月22日策定)
保育所待機児童の解消等のために、保育の受け皿を約32万人分増やすなどの政府の計画です。この計画の実現のため、保育士の人材確保が求められています。
保育士のリーダーを育て、キャリアアップを図るための、自治体や指定保育士養成施設等が行う研修のガイドラインです。研修修了者には、全国で有効な修了証が交付されます。
3.具体的な支援策
■保育士の「労働環境の改善」に対する支援策
保育士の人材確保を図るためには、その職場自体を、働きやすく働きがいのある「魅力ある職場」にしていくことが不可欠です。そのための労働環境の改善(雇用改善)に対して次のような支援策があります。
(1) 労働環境の改善のためのノウハウ・好事例
(2) 労働環境の改善のための助成金
各種労働関係助成金制度の中に、労働時間短縮、賃金引き上げ、生産性向上など、労働環境の改善を進める事業主のための助成金制度が設けられています。
保育士の職場定着の取り組みに助成
■ 保育士の「人材確保」「キャリアップ」に対する支援策
(1) ハローワークによる人材確保支援
・人材総合支援コーナー
ハローワークにおいては、「人材総合支援コーナー」等において、求職者に対する担当者制個別相談、職場見学会、就職セミナー、面接会などの開催等を通じて、保育士の人材確保を支援しています。
(2) 人材確保の好事例
人材確保を図るために効果的な各種のノウハウ・好事例を収集し整理した事例集です。
各種労働関係助成金制度の中に、人材確保・キャリアアップを進める事業主のための助成金制度が設けられています。