労働関係手続の電子申請
■電子申請手続の概要
(1)電子申請のすすめ
電子申請とは、現在書類によって行われている申請や届出などの行政手続を、インターネットを利用して自宅や会社のパソコンを使って行えるようにする手続です。窓口に書類を持って出向かなくても、24時間いつでも手続を行うことができるなど、多くのメリットがあります。
事務手続のコスト削減を通じて、企業の生産性向上に役立ちます。
・新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、労働基準監督署への届出や申請は、電子申請を利用しましょう!
・「36協定届」や「就業規則の届出」などの労働基準法の届出などはすべて電子申請が可能です
・労働基準法、最低賃金法などに定められた届出や申請は電子申請を利用しましょう!
(2)e-Gov電子申請システムを利用した電子申請手続
「e-Gov電子申請システム」では、複数の申請・届出を一括して行ったり、申請・届出を行った行政手続の事務処理状況の照会などを行うこともできます。
電子申請が可能な行政手続を検索することができます。
宮城労働局においては、特に雇用保険被保険者資格取得届、雇用保険被保険者資格喪失届の電子申請を推奨しております。
e-Gov電子申請システムを利用するためには、次の流れで事前準備をする必要があります。
・「電子証明書」とは、オンライン申請における本人確認手段であり利用者本人であることの証明手段です。「電子証明書」は、電子申請を行う際の「電子署名」(=書類上の押印やサインに対応する行為)に用いられます。
・電子証明書は次のような流れで取得します。
例:法務省の電子認証登記所を利用する場合
b)専用ソフトウェアを使って申請書等を作成
c)作成した申請書等を登記所へ持参
d)専用ソフトウェアを用いてインターネット経由で電子証明書(=「.p12」という拡張子のついたファイル)を取得
・なお申請者が個人の場合は、マイナンバーカードに標準的に搭載されている電子証明書を用います。
■電子申請の手続
(1)電子申請の手続の流れ
・新規申請(通常申請)の場合、次のような流れで手続きを進めます。
雇用保険被保険者資格取得届、雇用保険被保険者資格喪失届、高年齢雇用継続基本給付の申請
・障害者雇用状況報告
・労働条件関係手続
労働保険、雇用保険、健康保険、厚生年金保険など、複数の申請データを一括して電子申請することができます。
外部連携API対応のソフトウェアを用いることにより、申請データの作成から、電子申請、公文書取得までのすべての機能を、そのソフトウェア上で行えるようになります(e-Gov電子申請Webサイト上からの操作が不要になります)。
この資料のp11~p13に、「外部連携API対応のソフトウェア」に関する説明や活用できるソフトウェアの紹介が掲載されています。
■「e-Gov電子申請システム」以外のシステムを用いた電子申請
外国人の雇入れ・離職の際に必要となる「外国人雇用状況届」は外国人雇用状況届出システムで電子申請を行うことができます。
■労災指定医療機関・労災指定薬局のオンライン請求について
労災保険の労災診療費・労災薬剤費・アフターケア委託費についてオンライン・電子媒体で請求することができます。
・
電子政府利用支援センター
TEL(050) 3786-2225、(050) 3822-3345
電子申請手続全般
・宮城労働局(労働保険徴収課)TEL(022) 299-8842
労働保険成立、年度更新関係手続
・宮城労働局(
電子申請事務センター)
TEL(022) 207-6611
雇用保険関係手続
・宮城労働局(職業対策課)TEL(022) 299-8062
高年齢者雇用状況報告、障害者雇用状況報告、外国人雇用届
・宮城労働局(労災補償課)TEL(022) 299-8843
電子情報処理組織の使用による費用の請求に関する届出(労災レセプトオンライン請求)
お問い合わせ先