労働市場の概況

職業安定部職業安定課
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平成23年3月の県内の概況

新規求職者数は2ヶ月連続で前年同月を上回っている。新規求人数は主要産業で、建設業、製造業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業、医療・福祉、サービス業（他に分類されないもの）のすべてで増加し、全体としては17ヶ月連続で前年同月を上回っている。

・求人倍率の動向

3月の有効求人数(季節調整値)は、前月に比べ4．2％増加し、有効求職者数(季節調整値)は2．6％増加した。

この結果、求職者1人当たりの有効求人数を示す有効求人倍率(季節調整値)は0．60倍で、前月より0．01ポイント上回った。正社員における有効求人倍率（原数値）は0．35倍となり、前月より0．01ポイント下回った。

・求人の動向

新規求人(パートを含む。)は11，259人で、前年同月に比べ23．4％増加した。うちパートを除く求人は7，174人で、同31．3％増加し、パートタイム求人は4，085人で同11．7％増加した。

主要産業別に前年同月比でみると、建設業が13．7％、製造業が66．9％、運輸業・郵便業が17．5％、卸売業・小売業が13．1％、宿泊業・飲食サービス業1．7％、医療・福祉が28．1％、サービス業（他に分類されないもの）が24．8％とともに増加した。

・求職の動向

新規求職者は11，596人で、前年同月に比べ2．6％増加した。うちパートを除く求職者は8，738人で同2．4％増加し、パートタイムの求職者は2，858人で同3．5％増加した。

新規常用求職者(パートを除く。)を態様別に前年同月比でみると、在職者は13ヶ月連続増加し、離職者は7ヶ月連続減少した。また、無業者は20ヶ月連続で増加している。
　離職者のうち定年退職者は123人で前年同月に比べ7．5％減少し、 事業主都合離職者は1，411人で同28．2％減少、自己都合退職者は2，660人で同2．4％減少、離職者全体では4，367人で同13．5％減少した。

・就職の動向

就職件数は4，366人で、前年同月に比べ10．3％増加した。

新規求職者に対する就職件数の割合(就職率)は37．7％で、前年同月比で2．6ポイント上回った。